
【この記事を監修した人】
- 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント/国家資格2級キャリア・コンサルティング技能士/CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
- 高校・大学での就職研修講師、職業訓練校・就職支援センターでのキャリアカウンセリング、「マイナビ就職EXPO」「doda転職フェア」へキャリアカウンセラーとしての参加など、神奈川県を拠点に幅広く就職支援を行う。
- また、採用・昇進評価に関わる人事側からの的確な目線に定評があり、行政機関・民間企業から人材アセスメント(第三者判定)としての委託を複数受け持つ。
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目次
第二新卒っていつまで?年齢は?第二新卒の定義
「第二新卒は社会経験3年以内」がもっとも一般的な定義
第二新卒のひとつの目安として、以下の考え方が一般的です。
第二新卒とは?
学校を卒業後1~3年で、転職または就職を志す若年の方々(25歳前後)
引用:マイナビジョブ20's
このように「第二新卒」とは、高校、専門学校、大学などを卒業後3年目くらいまでの、就業経験のある人材を指します。
企業からは経験よりもポテンシャルを期待されている人材であると言えます。
第二新卒の定義は会社によって異なる
しかし、一般的な定義はあるものの「第二新卒」に法律的な定義はありません。
「第二新卒歓迎!」と求人に記載している企業の採用担当者でさえ、ハッキリと答えられないこともあります。

「20代で、正社員としての職歴がある人という定義です。」

「25歳まで。職務経験は問わない。」

「入社して3年以内・はじめての転職の方であれば、年齢は不問にしています。」
各社それぞれ、第二新卒の定義として珍しいものではありません。
さらに、「一応3年以内にしているけれど、人物重視なので4年でも5年でも気になりません!」という会社もあったりします。
つまり企業によって異なる「第二新卒」の定義を持っており、画一化することが難しいのが現状なのです。
第二新卒と既卒の違い
とすると「あれ?卒業後3年以内を指す既卒とは何が違うの?」と思った方もいるかもしれません。
「既卒」も実は明確な定義があるわけではないのですが、多くは学校卒業後から3年以内の人材を指します。
3年以内というのは、政府の雇用対策のひとつである「特定求職者雇用開発助成金(三年以内既卒者等採用定着コース)」といった制度の利用を検討している企業の影響があるためです。
この制度は「既卒」も「第二新卒」も適用が可能です。
では、そんな「既卒」と「第二新卒」との大きな違いはなんでしょうか?
それは就業経験を有しているかどうかです。
「第二新卒」とは、
一般的に高校、専門学校、大学などを卒業後3年目くらいまでの、就業経験のある人材を指します。
「既卒」とは、
一般的に高校、専門学校、大学などを卒業後から3年以内の人材を指します。
このように一見すると似ていますが、既卒の中でも就業経験のある人材が一般的に「第二新卒」と呼ばれています。
なぜ「既卒」よりも「第二新卒」が優遇されるのか、その理由を次の章でご説明します。
転職において「既卒」と「第二新卒」の大きな違いは、正社員としての就業経験があるかどうか。
※契約社員や派遣社員で働いていた場合も社会人経験があるとし、第二新卒とみなされる場合もあります。
第二新卒は転職のチャンス
ここまで読んで「自分は第二新卒に当てはまるかもしれない」と感じた方は、理想的な転職をできる可能性が残されています。

第二新卒は「今」転職市場での需要が高まっている
この章では「第二新卒」がなぜ優遇されやすいのかご説明していきます。
企業が求める「第二新卒」の特徴
- 1.最低限のマナーが身についていること
- 2.長期間働きたいと考えていること
- 3.柔軟性があること
- 4.会社の知名度ではなく、仕事内容を重視すること
- 5.社風とマッチしていること
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1.社会人として最低限のビジネスマナーが身についていること
最低限のビジネスマナーとは例えば
- 名刺の渡し方
- 電話対応での話し方や手順
- スーツの着こなし
などを指します。
これらの基本的なマナーを身に着けている第二新卒を採用することで、企業側としては「簡単なビジネスマナーは一通り習得しているはずなので、自社で研修をする負担がない(もしくは少ない)」というメリットを得ることができます
2.長期間働きたいと考えていること
第二新卒の求職者は一般的に 「前職での経験を活かし、今回の再挑戦ではもっとしっかりやりたい、将来を見据えたい」と考えているケースがほとんどです。
そのため企業側は第二新卒に対して、「転職先ではしっかり仕事内容を検討したうえで選び、長く働いて会社に貢献してくれるのではないか」と期待しています。
3.柔軟性があること
第二新卒は年齢が若く、仕事に取り組むうえでの固定観念がまだ少ないと考えられるため、企業側は
「自社の風土や企業文化に早く適応できるのではないか」
「素直さや前向きさをもって仕事に取り組んでくれるのではないか」
と期待することがあります。
そういった若さゆえの柔軟性を企業は高く評価しています。
4.会社の知名度ではなく、仕事内容を重視すること
新卒での就職の際には、学生という立場で同期の仲間と同じタイミングで就職活動を行います。
そのため多くの学生は会社の知名度や規模の大きさに振り回され、業務内容を見ずに社名だけを重視して就職先を選んでしまうミスマッチに陥りやすいのです。
その点、第二新卒であれば学生時代とは異なり、仕事内容や適性、仕事のやりがいなどを慎重に吟味し、転職先を選択する傾向があります。
そのため企業は新卒よりも高いマッチング度と定着度を第二新卒に期待しているのです。
5.社風への相性のよさを感じられる
第二新卒枠では新卒採用よりも採用人数が少なくなるケースがほとんどです。
ですから企業に「この人ならすぐに会社になじめるだろう」という印象を持ってもらうことは重要です。
企業文化にマッチしていれば、その後の定着率やパフォーマンスに好影響を与える要素になるため、社風との相性は忘れられないポイントです。
以上5つが企業の求める第二新卒の特徴です。
これらの特徴は求職者自身が持っておくべき長所であり、優良企業を見極めるためのポイントにもなります。
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第二新卒が転職に成功するための4つのコツ

では第二新卒者が転職をよりうまく成功させるにはどのようなコツがあるでしょうか。
- 何のための転職なのかしっかり自己分析をする
- 履歴書・職務経歴書では経験をアピール
- 面接では担当者の不安を先回りして解消する
- 現職は内定が出てから退職する
この4つは最低でも押さえておきたいコツです。
では順に説明していきます。
何のための転職なのかしっかり自己分析をする
今の会社を辞めることだけを目標にした、将来のビジョンのない転職は言語道断です。
なぜ辞めたいと思ったのか、自分がどのような働き方をしたいのか、自分の持つ価値観をしっかり自己分析する必要があります。
ライフステージに合わせ、将来どのように働きたいか、そのためにはどうしたいのか、という具体的なビジョンを持つことが何よりも大切です。
「なぜ今の会社を辞めたいのか?」これは面接で聞かれやすい質問です。
この問いにロジカルに答えるためにも、仕事でかなえたい条件と妥協できる条件を整理し、優先順位を把握したうえで転職活動に臨むことが重要です。
学校を卒業したばかりではなく、社会を少しでも知っている第二新卒であるからこそ、自分のキャリアプランを明確に見定める必要があります。
再度の自己分析に加え、価値観の言語化を徹底し、失敗の無い転職を目指しましょう。
もしあなたが自己分析そのものが苦手でしたら、まずは書き出してみることからはじめてみましょう。
履歴書・職務経歴書では経験をアピール
社歴と経験の浅さはその中で何を学んだかを掘り起こすことでカバーしましょう。
会社ではすべての業務に意味があります。
大きなことを成し遂げていなくても、成長のステップをしっかり踏んできたことを書き出し、持っている経験をアピールしましょう。
社会人になって3年未満のあなたが、深い業務経験を持っていないことは企業側も承知の上です。
ですから前職でどの程度の仕事をこなしていたかしっかり伝えられればOKです。
そして、特にアピールしたいビジネスマナーは態度や行動でもって示せれば上出来です。
このビジネスマナーがしっかりアピールできないと面接の採用担当者は「今までどういった職場で働いていたんだろうか、うちの仕事を覚える気はあるのだろうか……」と不安になってしまいます。
反対にしっかりビジネスマナーを身に着けていれば、未熟さも魅力的なアピールとして伝えることができます。
例えば業務に必要な知識やスキルが無い場合「入社時までに勉強し、身に着けます!」という常套句にも、しっかり覚えてきてくれる信頼できる人材であると信ぴょう性を高めることができます。
面接では担当者の不安を先回りして解消する
採用担当者がもっとも気にしているのは、きちんと会社になじみ、長期間しっかりと働けるかどうかです。
高い採用予算を割いて入職者を受け入れてもすぐに辞められてしまってはたまったものではありません。
採用担当者が「この人なら間違いない!」と採用を決める為にも、担当者の懸念を払拭できるようなアピールが必要となります。
たとえば「前職の退職理由」「健康面の問題」「コミュニケーション能力」は最低限クリアしたい点です。
なぜなら、
- 前職の退職理由では、失敗した経験を前向きに捉え、未来に生かそうとできる人材なのかどうか。
- 健康面の問題では、長期的に自社でも働けるような人材なのかどうか。
- コミュニケーション能力では、新しい職場のメンバーとして受け入れられる努力ができる人材なのか。
というように、採用担当者はこの点を不安なくクリアできる人材を求めているからです。
もしあなたの退職理由や現状を客観的に見たときに、不安を抱かれそうと思う箇所があるのなら、フォローを入れられるよう面接対策を練っておきましょう。
それをしないまま、面接で不安な箇所を切り込まれて、下手な対応をしてしまうと企業はあなたのことをより不安視してしまいます。
うまく対応できるよう練習を重ね、面接担当者の不安や懸念を解消できるようにしておきましょう。
現職は内定が出てから退職する
まれに仕事を辞めたいがばかりに、再就職先も決まっていないうちに退職してしまう方がいらっしゃいます。
しかしこの行為はキャリアに空白期間を作ってしまうことになり、転職活動に悪い影響を及ぼす可能性があります。
どういうことかというと、企業は応募者の空白期間が長いと以下のような懸念を持つことになるからです。
空白期間の長い応募者を企業は
- そもそも労働が嫌いなのではないか
- もしかしたら計画性がないのではないか
- 期間が長いのはどこも採用しないような人材だからではないか
- 病気など心身の健康面で不安があるのではないか
そう考えてしまいがちです。
企業は辞めてしまった新入社員の代わりとなる長期的かつ安定的に働く人材を求めているのに、上記のような懸念のある人を採用するでしょうか?
答えはNoです。
このようにリスクを嫌う企業は、キャリアの空白期間が長いと書類選考の時点であなたを落としてしまう可能性があります。
中には、「若いうちはいくらでもやり直しがきく」と考え、多少キャリアに空白期間があっても特に気にしない企業もあるかもしれません。
しかし長い空白期間があなたの可能性を狭めてしまうのも事実なのです。
ですから、深く考えずにとにかく辞めたいと退職を選ぶのは得策ではありません。
勿論、心身に不調を来すほどの辛い労働環境であるならば、転職活動よりもまずは体を休めることを優先させましょう。
もしあなたがもうひと踏ん張りできそうであれば、メンタルクリニックに相談し休職の手続きを取るのも一つの作戦です。
休職中にゆっくり考えるための体力を養い、回復したらその次にこれからどうしたいか自分の働き方についてじっくり考えることが大切です。
またハローワークでは、お金に関する不安を解消できる社会保険の制度や自治体の福祉サービスについても快く教えてくれます。
「とにかく辞めたい」と思っても、あなたの可能性を最大限生かすためにもできるだけ内定を得てからにしましょう。
第二新卒だからといって、100%需要が高いわけではない

前章で第二新卒のメリットや転職を成功させるコツを知った方の中には
「入社一年目以内で退職したけど、第二新卒なら有利かもしれない」
「第二新卒の間なら何回転職しても大丈夫なのかも」
そう考えた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、残念ながら、それでOKと考える「優良企業」はほとんどありません。
第二新卒でも企業からの需要が低いと思われる人の特徴は以下のとおりです。
- 同じ失敗を繰り返す人
- 考えが浅い人
- 何か人格的に問題がある人
- 実は仕事の能力が低い人
- 入社半年以内で退職してしまう人
以上のような方で転職回数が多ければ多いほど、「この求職者は何らかの問題があるのでは?」と考える企業は少なくありません。
(キャリアを積んで、ステップアップとして引き抜きをされるような場合は除きます。)
「学生という経験のないときに、自分に何ができるのか、どんな会社が働きやすいのかを見分けることは難しい」
「誰にでも失敗はあるのだから、今度こそ自分に合う会社を見つけようと一生懸命な若者に会いたい」
このように考える企業がほとんどです。
つまり、合わなければまた辞めればよいという覚悟で転職に臨む求職者とは縁を持つことはないのです。
このことから「第二新卒」として有利に転職活動を進められるのは、最初の1回だけということです。
貴重な機会を無駄にしないためにも、成功する人、失敗する人の特徴やパターンを知っておきましょう。
第二新卒は転職エージェント選びが要となる

「1回しかチャンスがない中で自分一人の力で転職活動を行うのはちょっとこわいな……」
「実は転職2回目なんだけど今度こそいい職場に巡り合いたいな……」
そう考えてる方におすすめの、頼りになる転職エージェントをご紹介します!
この章ではなぜ転職においてエージェントが必要なのかを解説していきます。
転職エージェントの魅力
ここで紹介している転職エージェントを一言でいうと、転職者の転職活動をありとあらゆる方面から無料でサポートしてくれるサービスです。
活用するメリットとしては以下のポイントが挙げられます。
転職エージェントを活用するメリット
- 自分で求人を探す必要がない
- 面接対策で本番前に客観的なアドバイスをもらえる
- 履歴書や職務経歴書を全部ひとりで考える必要がない
- 企業との面倒な日程調整をやる必要がない
第二新卒の転職活動を成功させるなら、限られた時間を有効活用できる転職エージェントを活用しない手はありません。
第二新卒におすすめの転職エージェント3選
「転職エージェントがおすすめと言われてもどのエージェントを利用すればいいかわからない」
「名前は聞いたことあるけどよく分からない……」
そんな方も多くいらっしゃるかと思います。
当サイトでは第二新卒にマッチした転職エージェントを厳選して紹介しています。
以下の3つの転職サイト・転職エージェントはそれぞれ第二新卒の利用者が多いことでも有名なサービスです。
まずはどんなエージェントかを知ってみることから始めてみてはいかがでしょうか?
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マイナビジョブ20’sは、大手人材広告会社「マイナビ」が運営する20代に特化した転職エージェントです。
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