第二新卒の転職理由はそれで大丈夫?「理由のポジティブ化」で内定へ

机を挟んで向かい合うスーツ姿の3人

転職活動では大切な転職理由ですが、第二新卒者の場合、特に転職理由が重視されがちです。

理由が何であれ、第二新卒の転職希望者は「短期間で仕事を辞めたいと思っている(辞めた)」という事実に変わりはありません。

そのため企業側も、転職理由を聞く時は「この人は小さなことですぐ退職しないか」という点を重視して、早期転職理由に筋が通っているかを見極めようとします。

この記事では第二新卒ならではの転職理由の伝え方について、例文を用いながら解説していきます。

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【この記事を執筆した人】

ペンネーム:Kelly

  • 新卒で大手就職情報会社へ入社
  • 企業採用広報ディレクターを経て、最年少で就職総合媒体の編集長に就任
  • 編集の傍ら採用イベントにて就職に関する講演などを行う
  • その後上司と共に独立し、ナショナルクライアントからベンチャーまで採用コンサルティング・採用ブランディング・PRなどを手がけ、現在は採用PRコンサルタント・広告プロデューサーとして活躍中。

※本人都合により顔写真は非公開とさせていただきます。

転職理由は本音で話しても良いのか

結論から言うと、転職理由は本音で話すべきです。

ただ、第二新卒での転職理由はその多くが「最初に入った企業とのミスマッチ」。

転職に至った経緯をそのまま話せば、現職(前職)の批判だけで終わってしまう恐れがあります。

ネガティブなことばかり話す人は、企業にも良い印象を持たれません。

転職を成功させるには、転職理由を上手くポジティブ化して話すことが大切なのです。

【転職理由別】例文とポイント

第二新卒の転職で重要視される転職理由。

「転職理由のポジティブ化」とは一体どういうことなのでしょう?

転職理由ごとに、例文とポイントを見ていきましょう。

転職理由 例文
  • 職場の人間関係がよくない

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  • 現在の仕事から学べるものがもう無い(少ない)と感じている

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  • 給料や労働条件に不満がある

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  • 社風が合わない

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  • 新卒時の結果に満足いかず、元々転職しようと思っていた

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  • 現在の仕事内容に不満がある

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  • 長時間労働が辛い

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  • ハラスメントを受けている

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  • 病気で退職を余儀なくされた

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1.社内での人間関係が良くない場合

ポイント

  • 人間関係が悪い状況を直接伝えるのはNGです。
  • 人間関係が良くなると自分や会社がどうなるのか、理想の状態を伝えましょう。

【例文】

私は仕事で満足な結果を出すためには、チームでのコミュニケーションが不可欠だと思っております。

ただし、今の職場ではそれよりも個人プレーを重視する傾向にあり、自身の信じるチームワークが発生しない状況があります。

御社のような個人でのスキルのみならずチームワークが重視されている社風や環境でより力が発揮できると思い、御社への転職を希望します。

2.現在の仕事から学べるものがもう無い(少ない)と感じている場合

ポイント

  • 仕事上自分で達成したい目標があるものの、現在の環境では物理的に達成できないことを伝えましょう。
  • 同じ「学べるものがない環境」でも、具体的な内容がなかったり、「待ちの姿勢」であったりするような内容はNGです。

【例文】

新卒で入社した会社では希望通り人事部に配属されました。

人事担当者向けの交流会に参加した際、他社の人事担当者から「採用した人が会社で活躍するためには採用後の研修制度も大切」と聞き、教育研修に興味を持ちました。

自分で採用に携わった人には会社で活躍してもらいたいと思ったので、上司に採用と同時に対象に合った教育研修を行うことを提案し、研修担当との兼任を打診をしてみましたが、現在の会社では組織的に困難であることがわかりました。

人事部での仕事にとてもやりがいを感じているのですが、採用から定着するまでの一貫した「人材の採用・育成」に携わりたく、採用・教育の両方を人事部の担当領域とされている御社で、双方に携われることを希望しています。

3.給料や労働条件に不満がある場合

ポイント

  • 給料や労働条件面で不満があることをストレートに伝えるのはNGです。
  • 自分の実績に対しての評価が明らかに低い、給与が客観的に評価されないなど制度上の問題や、「実績がきちんと評価される風土では頑張れる」ことをアピールしましょう。

【例文】

現職(前職)では営業活動で受注をしても、上司によって評価が別れるなど客観的に評価される仕組みがなく、目標を達成しても給与に反映されたりされなかったりとバラツキがありました。

評価される人に影響されずに、自分の頑張りは正当に評価をしていただける環境で営業活動をしたいと思い、御社での営業職を希望しました。

4.社風が合わない場合

ポイント

  • 社風が合わなかったことを正直に合わないことを話すことに差し支えはありませんが、現職(前職)の会社の批判にならないように気をつけましょう。
  • 転職後自分がどうなりたいかをさりげなく述べ、積極性をアピールしましょう。

【例文】

現職(前職)の会社は売上拡大よりも社員が働きやすい会社を目指しているので、ビジネス上の新しい提案を受け入れてもらうのは難しい環境でした。

20代前半の自分は、これからもいろいろ色々と新しいことや領域に積極的に挑戦したいと思っています。

御社は◯◯など新規事業をどんどん具体的に事業化しており、自分も新しい分野で仕事を学びながら、△△のような、これまでにないサービスを積極的に世に生み出していきたいと思っています。

5.新卒時の結果に納得できず、元々転職しようと思っていた場合

ポイント

  • 第二新卒の転職活動の場合、「焦って就活した」「内定がそこしか出なかった」など、新卒時の就活結果に納得できていないケースも多く、面接官もそれを理解しています。
  • 就活の失敗を正直に話しつつ、事業への具体的な興味を伝えて一緒に働きたいと思われるような第二新卒ならではの熱意を示しましょう。

【例文】

学生当時には「内定」という概念や仕組みについてよく理解できていなかったこともあり、内定をいただいた最初の会社にそのまま、深く検討をせずに入社をしました。

しかし社会人となった今、一般的には内定後も承諾さえしていなければ、そのまま就職活動を続けることに問題はなかったということに気がつきました。

就職活動を一からやり直すつもりです。社会人になって初めて、御社の◯◯の事業について知り、興味を持ちました

6.現在の仕事内容に不満がある場合

ポイント

  • 会社への不満を直接伝えるのはNGです。
  • 仕事への不満がある場合は、自分でも努力をしたということを示し会社側にも非があるということがやんわりと伝わるようにしましょう。

【例文】

新卒時に就職した会社では希望した◯◯部門ではなく、△△部門に配属され、今後転属の可能性が低いということを入社後に知りました。

与えられた環境で頑張ろうと思い先輩に相談にのってもらいながら2年間勤務しましたが、やはり◯◯への思いが捨てきれませんでした。心機一転、一から御社で◯◯の業務に取り組みたいと思想い、転職を希望しました。

7.長時間労働がつらい場合

ポイント

  • 休日休暇や勤務時間などの条件面において、いわゆるブラック企業に該当するような内容は、そのままストレートに伝えてもOKです。
  • ただしそれをメインの転職理由とするのではなく、仕事の本質的な部分をメインの転職理由とし、やる気や前向きさが全面的に伝わるようにしましょう。

【例文】

現職(前職)では週休2日が基本の勤務体制でしたが、週末に営業をしている顧客もおり、ほぼ毎週休日出勤が必要な状態でした。

海外案件の◯◯の事業に強い関心があるため休日は語学のスキルアップに当てたかったのですが、十分な時間を確保することが困難でした。

◯◯の事業はニーズも高く、今後必要となる国や地域は増えると思っています。◯◯を世界的に拡大していくため、より自身のスキルアップを図測りながら、同じ◯◯の事業を行なっている御社への転職を志望しました。

8.ハラスメントを受けている場合

ポイント

  • パワハラなどのハラスメントを受けていても、実際に訴訟になっているケースなどを除いてその事実を伝えない方が無難です。
  • (面接官は応募者の一方的な話しか聞いていないので、言い方に気をつけないと面倒な打たれ弱い人と思われかねません)

  • 応募職種において本質的に大切な点を理解していること、前向きな姿勢を伝えることが大切です。

【例文】

営業職である以上目標を達成するための努力は当然だと思いますが、営業パーソンのタイプやスタイルによっても、営業手法は一つだけではないと思っています。

自分は顧客の満足度向上のために関係強化に努めていたのですが、現職(前職)では「もう少しで目標達成」という時期に自分の営業手法を否定され、「とにかく売れ」と頭ごなしに叱責されることが多くなりました。

そのうち叱責される言葉に理性が感じられなくなり、自分の営業活動に疑問を持つようになりましたが、顧客からは自分の営業スタイルを評価してもらえました。

今後、より顧客に信頼される営業パーソンを目指したいと思い、結果にコミットすれば営業スタイルには裁量を持たせていただける方針の御社を志望しました。

9.病気で退職を余儀なくされた場合

ポイント

  • 病気などで一度退職している場合は、はっきりと「体調を崩して療養していた」と伝えましょう。
  • 聞かれない限り病名や症状などを自分から話す必要はありません。
  • もし聞かれた場合は、「◯◯で2カ月程療養しましたが、現在は回復しており問題ありません」と、現在は仕事に支障がないことをしっかりと伝えましょう。

【例文】

長時間勤務や休日出勤が続き、体調を崩してしまったため、◯◯と診断を受けました。

療養に努めた結果、体調も順調に回復し転職活動を始めました。

御社へ入社した後は、オウンドメディアの運用に携わってきた経験を活かして、インバウンドでの売り上げ確保に注力したいと思っています。

転職理由は4つのポイントを押さえて好印象に

ここまで、具体的な転職理由ごとに伝え方を紹介してきましたが、第二新卒が面接官に良い印象を与える転職理由には次の4つの共通したポイントがあります。

1.転職理由を通じて、面接官が確認したいことを知っておくこと

面接官は、あなたの転職理由から仕事への意欲ストレス耐性情熱将来のビジョンなど様々なことを見抜こうとします。

それを理解した上で前向きな転職理由を話すことができれば、印象は良くなるでしょう。

2.会社のせいにしない

仮にどんなにブラックな企業であったとしても、現職(前職)の会社や社員を批判するのは避けましょう。

面接官に、「この人は問題が起きると周りに責任転嫁する他責思考だ」という印象を持たれてしまいます。

転職理由を会社のせいにするのではなく、「もっと◯◯の分野を極めたい」「△△の事業に携わりたい」など、自分の内面にある前向きな思いを理由にしましょう。

そうすることで、企業はあなたに「上昇志向が高く、魅力的」という印象を持つようになります。

3.ネガティブな理由をポジティブに伝える

転職を考えている第二新卒者の本音ベースの転職理由は、「給料が安い」「人間関係が悪い」など、ネガティブな内容であることが多いでしょう。

本音ベースのネガティブな転職理由をそのまま言えば、企業の印象は悪くなってしまいます。

同じことを言っていても、ネガティブ・ポジティブな表現かどうかで、面接官の印象は大きく変わります。

ネガティブな本音を、ポジティブ化して伝えましょう。

4.「退職理由」と「志望理由」に一貫性があること

「現状が何となく嫌だから」と思って転職活動をすると、退職理由と志望理由に一貫性がなくなります。

なぜなら「とにかく退職したい」という思いのもと、転職理由を後付けで用意するからです。

例えば現在より大手企業に転職を希望する場合、転職理由が「もっと幅広く責任のある仕事をしたい」だと矛盾が生じますよね?

大きな組織へ転職をすればより仕事は細分化され、現在の職場より責任ある仕事はできません。

「退職理由」と「志望理由」に一貫性を持たせるために志望理由を先に考え、それに基づいた退職理由を述べられるようにするとよいでしょう。

不安を感じたら転職エージェントを利用しよう

ここまで第二新卒での好印象な転職理由について紹介してきましたが「自分の転職理由、本当にこれで大丈夫かな」と、不安が残る場合には転職エージェントの力を借りるのも一つの手です。

転職活動のプロであるエージェントがあなたの転職理由を一緒に考え、チェックを行ってくれます。

20代・第二新卒におすすめの転職エージェントは以下の通りです。

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まとめ|転職理由はポジティブ化がカギ

この記事のポイントをおさらいしましょう。

  • 第二新卒の転職希望者は短期間で仕事を辞めたいと思っている(辞めた)という事実に変わりはないため、転職理由は特に重視される
  • 転職理由は、本音をポジティブ化して伝えることが大切
  • 不安であれば転職エージェントの力を借りるのも手

基本的に、第二新卒の転職ではスキルや経験は求められていません。
企業が主に見ているのは「今後伸びる可能性があるか」「一緒に働きたいか」です。

第二新卒というだけで就活が不利になることは決してありません。

本音をうまくポジティブ化した転職理由を伝えることができれば、就活の成功につながるでしょう。

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