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【この記事を監修した人】
- 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント/国家資格2級キャリア・コンサルティング技能士/CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
- 高校・大学での就職研修講師、職業訓練校・就職支援センターでのキャリアカウンセリング、「マイナビ就職EXPO」「doda転職フェア」へキャリアカウンセラーとしての参加など、神奈川県を拠点に幅広く就職支援を行う。
- また、採用・昇進評価に関わる人事側からの的確な目線に定評があり、行政機関・民間企業から人材アセスメント(第三者判定)としての委託を複数受け持つ。
目次
既卒で職歴なしでも就職できる
既卒で職歴なしだと、どこの企業にも相手にしてもらえないと信じ込んでいる方もいるでしょう。
しかし、例年既卒者を募集する求人が転職サイト等に多数出ていることから、正社員としての就職は不可能ではないことがわかると思います。
まずは既卒の就職率を参考に、現在の就職状況を確認してみましょう。
既卒の就職率は例年約45%
人材業界大手であるマイナビの2019年度 マイナビ既卒者の就職活動に関する調査によれば、近年の既卒者の就職率は例年約45%前後です。
3人に1人は確実に受かっている計算になりますね、職歴なしの既卒者であっても就職の壁は決して高くないことがわかると思います。
既卒で職歴なしでも採用してくれる大手企業はある
「既卒で職歴なしだと大手を狙うのはさすがに無理だろうな……」と考えている方もいるのではないでしょうか。
しかし、実際は中小企業よりも大手企業のほうが既卒の採用実施率は高い傾向があります。
大手人材会社リクルートキャリアの調査による、大学・大学院卒業後3年以内の既卒者の2021年の採用見通しのデータを見てみましょう。
- 従業員数300人未満の企業の内32.3%
- 従業員数300人~999人の企業の内33.5%
- 従業員数1000~4999人の企業の内48.3%
- 従業員数5000人以上の企業の内53.7%
新型コロナウイルスの影響により採用計画が縮小する可能性もありますが、大手企業は既卒者の採用に積極的であることがわかりますね。
理由としては、中小企業と比較して大手企業の採用人数のほうが圧倒的に多く、新卒枠以外にも既卒・第二新卒まで採用を広げて人材を確保しようとしているからです。
【関連記事】
既卒から大手企業への道|就活成功に必要なポイントを解説既卒での就活に成功する人と失敗する人の3つの違い

既卒での就活に成功する人と失敗する人の違いは、主に3つあります。
既卒での就活に成功する人と失敗する人の違い
履歴書・職務経歴書の書き方
既卒の就活では「自分には職歴がないから書くことがない」と、履歴書や職務経歴書の記入をおろそかにしてしまいがちですが、これはNGです。
履歴書や職務経歴書に空白が多いと、企業から「この人はやる気がない」と思われてしまいます。
POINT
既卒での就活に成功する人は、履歴書や職務経歴書を用いて積極的に自己アピールをしています。
面接での受け答え
既卒の面接で、必ずと言って良いほど聞かれるのが「なぜ新卒で就職しなかったのですか?」「卒業してから今まで何をしていたのですか?」という質問。
面接官は既卒者への採用に少なからず不安を覚えており、これらの質問を通して「何が原因で既卒者となったのか」を見抜こうとします。
言葉に詰まって黙り込んだり、労働意欲の見られない回答をしてしまうと、面接官に不信感を持たれてしまいます。
POINT
既卒での就活に成功する人は面接を通して、企業が既卒に抱く不安を解消しています。
応募する企業の選び方
既卒の就活がうまくいかない原因の一つに、「業界研究・企業研究が不十分」であることが挙げられます。
業界の特徴や、企業の事業内容・労働環境を調べないまま、「どの企業に応募すればいいかわからないけど、聞いたことある大企業ならとりあえず安心でしょ」と、有名な大企業ばかりにエントリーしていると、待遇の良い中小企業の優良求人を見落とす恐れがあります。
また、企業研究にかける時間が少ないと書類や面接対策も質が低くなってしまいますし、仮に内定を得たとしてもミスマッチからすぐに退職してしまうおそれもあります。
このように企業研究が不十分であると、就職活動の失敗に繋がってしまうのです。
POINT
既卒での就活に成功する人は、業界研究・企業研究を入念に行っています。
既卒での就活を成功させる3つのポイント

「既卒での就活に成功する人と失敗する人の違い」を踏まえて、既卒就活の成功のポイントを具体的に見ていきましょう。
既卒での就活を成功させる3つのポイント
履歴書や職務経歴書でしっかり自己PR
既卒の就活では、履歴書や職務経歴書の書き方にも工夫が必要です。
履歴書
企業が知りたいのは、卒業後あなたが何をしてきたかです。
既卒の場合、履歴書の内容は卒業後の経験を中心に記入するようにしましょう。
また、履歴書に空欄が目立ってしまうという方は、職歴欄が小さく、その分自己PR欄が大きい一般向けの履歴書を利用するのがおすすめです。
【関連記事】
既卒者の履歴書は超重要!選び方と書き方を解説職務経歴書
アルバイトなどの職歴がある場合は、それを記入しましょう。
職歴が全くない場合は、保有資格などを中心に自己PR書を作成しましょう。
既卒での就活で何より求められるのは、就職への意欲です。
自分自身をアピールする姿勢を見せることが大切です。
面接でのネガティブな質問に対策する
聞かれたくないこと・都合の悪いことを聞かれてしまうのが、既卒の面接です。
面接でのネガティブな質問には、堂々としたポジティブな受け答えを意識しましょう。
既卒の面接でよく聞かれる質問と回答例
・「なぜ今まで就職しなかったのですか?」
→どうしても就きたい仕事があり就職活動に励んでおりましたが、正社員としての就職がかなわなかったため、これまでアルバイトとして経験を積んでおりました。
・「就職しないことについて、ご家族は何とおっしゃいましたか?」
→自分を信じて、最後まで頑張りなさいと応援してくれています。
・「新卒での就活には失敗されたとのことですが、原因は何とお考えですか?」
→やりたいことはなんだろう?と悩みすぎてしまい、活動量が少なかったと反省しています。今は、自信をもって「○○の仕事がしたい」と言えます。
このように、ネガティブな質問にはポジティブな回答を用意して、既卒での面接を乗り切りましょう。
既卒を求めている企業を選ぶ
既卒の就活を成功させる上で何よりも大切なのが、企業選びです。
既卒専門の就活サービスを利用し、既卒を求めている企業を探してみましょう。
好待遇の企業は、きっと予想以上に多いはずです。
既卒で職歴なしの人が就活で注意すべきこと
既卒の就職率約45%という数字が示す通り、やはり新卒と比べると内定を獲得するのが難しいのは事実です。
そこで、既卒で職歴なしの人がこれから就活する上で注意しておきたい2点を解説します。
就活はできるだけ早く23歳のうちに行動しよう
就活をはじめようと思ったら、1日でも早く行動しましょう。
早いうちに行動することで、同じ既卒で職歴なしのライバルと差をつけることができます。
マイナビの2019年度既卒者の就職活動に関する調査によると、卒業後の就職活動量の変化で「増えた」と答えた人は全体の50.6%です。
残りの49.4%の人はあまり積極的に就活をおこなっていません。
つまり、早めに動けば動くほど多くのライバル達に先んじて、有利に就活を進めることができるのです。
また、日本の企業が既卒で職歴なしの人材を欲しがる理由は、なんといっても「若さ」にあります。
とくに20代のうちは職歴がなくても仕事に対する熱意や、これからのポテンシャルを考慮して採用されることが多いです。
「まだ若いから大丈夫!」と思って何もしないままだと、職歴なしの期間がどんどん空いてしまうため、行動が遅れるほど就活が難しくなります。
そのため、卒業から日が浅い23歳頃までには就活を進められるよう準備を始めましょう。
自己分析や業界分析・企業分析を徹底する
就活は手当たり次第にいろいろな求人に応募すればよいというものではありません。
特に大手企業に入ることばかりを考えている人は注意が必要です。
就活を始めるならまず自己分析、そして業界・企業分析をおこないましょう。
自己分析が甘いと社会的な適性を見定められず、就活に失敗することがあります。
最悪の場合、

というパターンが起こる可能性も否定できません。
まずは既卒で職歴がない理由を明確に説明できるように整理することが大切です。
など、個々人によって様々な理由があるはずです。
自己分析をすることで、「無理なくこなせる仕事」や「自分に合っていない仕事」が見えてきます。
「自分に合った仕事ならどの企業でもいいや」という考えは危険です。
業界の景気動向も含め、就職したい企業の研究をしていきましょう。
ただし、これらの分析は一人でやろうにもうまくできない人がほとんどだと思います。
一人での分析が難しいと感じたら、就活エージェントなどのプロの力を借りることも大切です。
既卒で職歴なしなら就活エージェントを利用しよう
自己分析から面接対策まで、一人で就活をするのは何かと大変です。
そのため、就活をスムーズに進めるなら一人で悩まずに、既卒専門の就活エージェントを利用しましょう。
就活エージェントは専門のキャリアアドバイザーのアドバイスのもと、無料で就活支援を受けられます。
就活エージェントを利用することで以下のようなメリットがあります。
就活エージェントのメリット
- 一人では難しい自己分析から書類作成・面接対策まで徹底サポート
- 既卒向けのおすすめ求人を紹介
- 就職後のアフターフォロー
- 企業への年収や労働条件の交渉
ただし、すべてのエージェントに登録すればいいわけではありません。
エージェントによって特徴は違うので、まずは既卒者向けの就活エージェントを利用してみましょう。