★既卒におすすめの就職エージェント★ |
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【この記事を監修した人】
- 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント/国家資格2級キャリア・コンサルティング技能士/CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
- 高校・大学での就職研修講師、職業訓練校・就職支援センターでのキャリアカウンセリング、「マイナビ就職EXPO」「doda転職フェア」へキャリアカウンセラーとしての参加など、神奈川県を拠点に幅広く就職支援を行う。
- また、採用・昇進評価に関わる人事側からの的確な目線に定評があり、行政機関・民間企業から人材アセスメント(第三者判定)としての委託を複数受け持つ。
目次
既卒からでも大手企業に就職できる
既卒から大手企業への就職を狙おうにも「大手企業はそもそも既卒なんて募集していないのでは?」と考える方は多いでしょう。
しかし、大手企業であればあるほど、既卒の採用実施率は高いのです。
大手人材会社リクルートキャリアの調査によれば、2021年の採用見通しにおいて
- 従業員数300人未満の企業の内32.3%
- 従業員数300人~999人の企業の内33.5%
- 従業員数1000~4999人の企業の内48.3%
- 従業員数5000人以上の企業の内53.7%
が 大学・大学院卒業後3年以内の既卒者の採用を実施しています。
※コロナウイルスの感染拡大に伴い、ある程度採用計画が縮小する可能性もあります。
このように、大手企業が既卒者の採用を実施していることから、既卒から大手企業に就職するのは決して不可能ではありません。
就活の目標に!既卒でも応募できる大手企業例
では、実際にどのような企業が既卒採用を行っているのか一例を見てみましょう。
以下の企業は、リクナビNEXTとマイナビ転職にて上場企業のうち既卒(第二新卒含む)歓迎と求人を出している企業です。
業界別企業一覧
- 食品・飲食・卸業
- メーカー・製造業
- 不動産
- 小売業
- 海運・鉄道・空輸・陸運・倉庫業
- 警備・メンテナンス・清掃
- 情報・通信業・その他
※以下は上場企業のグループ会社も含みます。
1.食品・飲食・卸業
- 株式会社あきんどスシロー
(株式会社スシローグローバルホールディングスグループ) - 株式会社大光
- 山崎製パン株式会社
2. メーカー・製造業
- 株式会社クボタ
- 株式会社神戸製鋼所
- 住友電気工業株式会社
- タカラスタンダード株式会社
- 日本製紙株式会社
- 株式会社日立製作所
- AGC株式会社
- TDK株式会社
3. 不動産
- 大東建託株式会社
- 株式会社日住サービス
- 株式会社ハウスドゥ
4. 小売業
- 株式会社コメリ
5. 海運・鉄道・空輸・陸運・倉庫業
- 鴻池運輸株式会社
- 西日本旅客鉄道株式会社
- 日本通運株式会社
6. 警備・メンテナンス・清掃
- 綜合警備保障株式会社
- セコム株式会社
- 大和ライフネクスト株式会社
(東証一部上場グループ) - 株式会社東急コミュニティー
(東急不動産ホールディングスグループ)
7. 情報・通信業・その他
- 株式会社KDDIエボルバ(KDDIグループ)
- 富士ソフト株式会社
- 北陸電力株式会社
- GMOインターネット株式会社
※以上は2020年5月時点での求人一例です。
既卒から大手企業に就職するために必要な条件
しかし「既卒から大手企業に就職するのは可能」とはいえ、その競争率は高いです。
既卒からの大手就職を成功させるには、3つのポイントがあります。
既卒から大手に就職するためのポイント
- 既卒になった理由をしっかり説明できるようにする
- 自己分析を深めてミスマッチの可能性を低くする
- 自己PRの準備を念入りにおこなう
順に見ていきましょう。
既卒になった理由をしっかり説明できるようにする
「既卒者になった理由をお答えください」
既卒者が就活をする場合、ほぼ確実に面接で聞かれる質問です。
この既卒となった理由を納得してもらうことが、大手への就活成功のための第一歩です。
「就活が面倒で既卒になった」「単位に追われて就活できなかった」など、単純に理由を述べるだけでは内定を得ることは厳しくなるでしょう。
その他にも、人気の高い企業ばかりを受けた結果内定が出なかったり、家庭の事情で就職活動に打ち込む時間の余裕が無かったなど、理由は人それぞれであると思います。
ここで大切なのは、当時を振り返っての反省と就職したいという現在の強い意志をセットにし、ポジティブな姿勢を採用担当者に伝えることです。
志望理由を一人で考えるのが難しい場合は、既卒の就職に強みを持つエージェントへ無料相談してみましょう。
自己分析を深めてミスマッチの可能性を低くする
大手企業で働きたいと考える人のなかには、その理由が漠然としていて「大手だったらどこでもよい」という思考に陥ってしまっている人もいるのではないでしょうか。
そのままの状態で手当たり次第に大手企業を受けても、企業と自分のミスマッチを招いてしまいます。
そうした事態を防ぐためにも、実際に企業へ応募する前に自己分析を深めておく必要があります。
既卒の方は学生時代の就活で自己分析を繰り返しおこなっているかもしれませんが、卒業後数年を経て、内面に多くの変化が生じているはずです。
自己分析を深められていないばかりに、「自分のやりたい仕事と全然違うし、せっかく就職したけどもう嫌になっちゃったな……」と早々に退職してしまうのは、もったいないですよね。
下記のような点を意識し、綿密な自己分析を重ねていくことで、自分に合った職場で働ける可能性が高まるはずです。
- 自分の強みや売りの洗い出し
- そもそも自分に向いている職種
- 本来自分がやりたいはずの仕事
- 自分が仕事をするうえで大切にしたい価値観
- 就職先で実現したいこと
- 就職後から先のキャリアプラン
- 就職先は本当に大手企業でなければいけないのか
このような質問への答えを入念に考え、再度自分を見つめ直してから目指すべき企業を選びましょう。
自己PRの準備を念入りにおこなう
既卒から大手企業に就職するためには、念入りな自己PRも大切です。
既卒だからと気負うことなく、採用担当者へ自分の強みを伝えられるよう事前に準備をしておきましょう。
もしかすると「自己PRといっても、PRするような実績や経験なんて自分には無いな……」と思われる方もいるかもしれませんね。
もちろん、具体的な実績があるに越したことはありません。
しかしそれよりも、今までの人生のなかで自分なりにどう考え、努力し、工夫して生きてきたかという姿勢を語ることが重要です。
採用担当者は求職者の自己PRを通じて、下記のような点をチェックしています。
- その人の価値観
- 課題への取り組み方
- 問題解決能力
- 自己PRで語った強みを自社で発揮するための再現性
- 今後どのように成長していくのかという将来性
このような点をしっかり採用担当者へ伝えるためにも、あらかじめ自己分析を深めておきましょう。
自己PRの考え方
自己PRを考えるときは学生時代やアルバイトで得た経験など、必ず具体的なエピソードを加えましょう。
他でもない本人自身の経験を語ることで、自己PRで主張する強みにも説得力が生まれます。
例えば、「私には誰よりも仕事を頑張れる忍耐力が備わっています。御社ではこの能力を十分に活かしていきたいと考えています!」と言っても、それを裏付ける根拠が無ければ、相手が納得することは難しいですよね。
そのために、具体的なエピソードが必要になるんです。
自己PRの話の流れは、下記のように結論を先に述べることで内容にまとまりが生まれます。
- PRしたい自分の強み
- その強みをイメージさせる具体的なエピソード(問題の発生→努力や工夫→改善)
- 語った強みをこの仕事でどう活かしていくかというプラン
注意点としては、実績をひけらかすような自分語りは避けることです。
あくまで採用の場であることを意識して、企業が求める人材は何かという視点を忘れず自己PRをしましょう。
「それでも、良い自己PRを考えられるとは思えない……」という方は、就活の手助けをしてくれるエージェントに相談することをおすすめします。
就職エージェントは完全無料のサービスで、自分に合った求人の紹介や、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策などのサポートが充実しています。
表には出ていない非公開求人も保有していますので、大手企業の求人を取り扱っていないか聞いてみるのもよいかもしれませんね。
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学歴は重視されるの?
企業は「学歴は一定の学力・思考力・意志の力を想像させるもの」と考えています。
そのため、「高学歴」ということは立派なアピールポイントになりますす。
ただし、大手企業は特定の大学卒の方だけを採用するということはありません。
学歴はあくまで1つのアピールポイントでしかなく、入社後の実務に関わるスキルや資格が重宝されることも多いでしょう。
学歴を気にしすぎるあまり、受けたい企業を絞ってしまい、自分の可能性を狭めることがないようにしましょう。
そもそも、大手企業にこだわる必要があるのか
ここまで、既卒から大手企業に就職するためのポイントをいくつか見てきました。
そのなかで「自分にはやっぱり大手企業なんて無理だ……」と感じてしまった方もいるかもしれませんね。
しかし、そもそもあなたが大手企業に就職したいと考える理由は何でしょうか?
安定した雇用、高収入の待遇、充実した福利厚生、ネームバリューなどさまざまな理由があるかもしれません。
これまで説明してきた通り、既卒から大手企業へ入社することは確かに可能ですが、大手企業に入ることが就職の成功と直結しているかといえばそうではありません。
大手企業であっても、大規模なリストラをすることもありますし、待遇も千差万別です。
また、仕事が分業化されていることも少なくないため身に着くスキルの幅が狭かったり、社員数の多さに反するポストの少なさから出世競争が激しくなるといった懸念もあります。
何より、就職先を大手企業のみに絞ってしまうことは、若い既卒者の大きな可能性を閉じてしまうことにつながります。
なぜならば、日本企業の99.7%は中小企業・小規模事業者であり、大企業と定義される会社はそのなかで0.3%しかないからです。
そのため、「就職は大手企業でなければ嫌だ!」と考えている人は、その時点で多数の優良な中小企業やホワイトなベンチャー企業を含んだ、99.7%の企業の選択肢を捨てていることになります。
「特定の大手企業でしかできないような仕事がどうしてもある」といった明確な理由がある場合はともかくとして、大手企業のみを目指すことはリスクでもあるということは理解しておきましょう。
大手企業を目指した就職・転職失敗談
憧れの大手に転職したものの、社風についていけず…| リクルートエージェント「大企業に入れないなら就職しません!」 中小企業を拒み続けた24歳就職浪人生のいま | ダイヤモンド・オンライン
既卒から大手への就職には他にも道がある
「自分に大手企業は無理」と感じたら、まず中小・ベンチャー企業に就職してキャリアをスタートさせるのも一つの手です。
比較的自分の裁量で仕事ができる中小・ベンチャー企業の環境で力をつけてから、大手企業にキャリアアップするという道もあります。
しかし、説明した通り大手企業に入社することが成功につながるとは限りませんし、そもそも自身のお世話になる会社を踏み台にするような行為はあまり褒められたものでもありません(社風によるところもあります)。
大手企業に転職することをゴールとするのではなく、その企業で何をしたいのか、どうなっていきたいのか、といった部分を考えに考えてから、大手企業を目指しましょう。
既卒向け就活エージェントを利用して就職しよう
これまでの説明を受けて、「自分の目指すべき企業がわからない……」と感じる方は、既卒専門の就活エージェントを利用してみましょう。
先ほども軽く説明しましたが、就活エージェントとは専任のキャリアアドバイザーが
- 自己分析の支援
- あなたにマッチした応募企業の選定
- 履歴書・職務経歴書の書類添削
- 実践的な面接対策
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