女性が転職を考える時のきっかけで多い理由は? “転職すべき?”に答えます

女性の転職を考える時と実際の転職理由の差 転職すべき?に答えます

女性は20代から30代にかけてライフイベントが重なることが多く、生活が大きく変わる可能性があります。

仮に独身で生きていくにしても、20代から30代はこのまま今の仕事を続けていくのか、あるいはキャリアチェンジをするのかといったことを考えなければならない大切な時期になります。

転職を検討する時期は、
「仕事がつらくなってきたから年収が下がっても楽な職場に行きたい……」
「残業と休日出勤ばかりなのに給与が上がらないから、もう別の職種に転職しようかな」
など、さまざまな思いを抱えている人もいるでしょう。

この記事では、そうした悩みが自分特有のものなのか、それとも一般的なものなのか判断がつかず転職に悩んでいる女性のために、女性が転職を考えるきっかけ&実際に転職に至った理由ランキングのTOP5をご紹介していきます。

この記事でわかること

  • 働く女性の転職を考えるきっかけNo.1は人間関係
  • 実際に転職した理由の1位も人間関係!(20代前半~20代後半)
  • 転職すべきか迷っている場合の解決策
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監修者五十嵐美貴様 五十嵐美貴

【この記事を監修した人】

  • 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント/国家資格2級キャリア・コンサルティング技能士/CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
  • 高校・大学での就職研修講師、職業訓練校・就職支援センターでのキャリアカウンセリング、「マイナビ就職EXPO」「doda転職フェア」へキャリアカウンセラーとしての参加など、神奈川県を拠点に幅広く就職支援を行う。
  • また、採用・昇進評価に関わる人事側からの的確な目線に定評があり、行政機関・民間企業から人材アセスメント(第三者判定)としての委託を複数受け持つ。

女性が転職を考えるときのきっかけベスト5

女性が転職を考えるとき、どういったきっかけがあるのでしょうか。

ランキングに基づきご紹介していきます。

女性が転職を考えるきっかけランキング

1位 人間関係がつらい

第1位は「人間関係がつらい」という理由です。

会社という組織に所属している以上、上司や同僚、部下との交流は少なからず必要になります。

そのため、転職を考えるきっかけとしては男女問わず多く、万人に共通した悩みと言えるでしょう。

上司や部下とのそりが合わず、このまま仕事を続けていくことに疑問を感じる瞬間は誰しもあるはずです。

また、近年は女性の社会進出も徐々に進んできてはいますが、「上司と合わない、セクハラ・パワハラを受けた」が下記のきっかけと併せて同率2位となっています。

2位 キャリアアップ・成長したい

「上司と合わない、セクハラ・パワハラを受けた」と同率の2位となったのは、「キャリアアップ・成長したい」という理由です。

今働いている職場ではもう伸びしろがないのではないか」、「自分のキャリアプランを考えると、今よりも成長速度を上げていきたい」と考える人もいるでしょう。

しかし、この後ご紹介する「実際の転職理由ランキング」では、「キャリアアップ・成長したい」という理由はランキング外。

環境以前に自分の意識の問題であったり、あるいは現職で結果を積み重ね役職者になれば望みがかなうこともあります。

また、転職活動にはさまざまな不安も伴いますので、キャリアアップを望んでいても実際に転職へ踏み切ることはなかなか難しいのかもしれません。

3位 休めない・仕事量が多すぎる

第3位は、「休めない・仕事量が多すぎる」という理由です。

有給消化がなかなかできない雰囲気で気軽に休めない、仕事量が多すぎて残業続きの生活が続き、平日は寝に帰るだけというような生活をしている方もいますよね。

そのような生活をしていると、「ずっとこの働き方はできないな…」と不安に感じるもの。

結婚や育児といったライフイベントを迎えた後でも仕事を継続していきたい女性の場合は、思うようにオフの時間を取ることのできない働き方では仕事と家庭の両立が難しくなることが予想されます。

4位 仕事にやりがいを感じない

第4位は「仕事にやりがいを感じない」という理由です。

どんな職場でも働き始めたばかりの頃は新しい経験ばかりで毎日が刺激的であることから、やりがいを感じないということはあまりないかもしれません。

しかし、徐々に仕事に慣れてくるにつれて、毎日に目新しさがなくなってくることもあり、仕事に対するやりがいが失われてくるものです。

これは、仕事で一人前になるという目標を達成してしまい、毎日の仕事に新鮮味が無くなってしまったためであると考えられます。

次の目標を設定しなければ、目標を失った状態で働くことになり、やりがいを感じられずに過ごすことになってしまいます。

改めて自分のキャリアを考えたとき、どんな経験やスキルが必要になってくるのかを調べ、やりがいの再設定をする必要があります。

5位 給料が安い

第5位は「給料が安い」という理由です。

現状、周囲に比べて自分の給料が低い、あるいは自分が想定していた以上に給料が上がっていないともどかしい気持ちを抱えている女性も多いでしょう。

納得のいく生活を維持する出費は人それぞれですが、お金は人生を送っていくなかでとても大切なものです。。

また、実際に転職した理由を見ても、給料が安いという理由は転職をするきっかけとなる大きな理由であることがわかります。

20代女性が実際に転職した理由ベスト5

では、転職を考えたきっかけとは別として、実際に転職へ踏み切った人はどんな転職理由があるでしょうか。

次は、20代の女性が実際に転職したときの理由ベスト5をご紹介していきます。

今回の転職理由は厚生労働省の令和元年雇用動向調査を基にしています。

2019年女性の転職理由ランキング

1位 職場の人間関係がよくなかった

転職を考えるきっかけの1位に挙がった「人間関係がつらい」と同様、実際に職場の人間関係が原因で転職へ踏み切った方が最も多いという結果になっています。

厚生労働省平成30年上半期雇用動向調査では、人間関係による転職が20代前半は15.6%、20代後半では6.5%でした。

一方で令和元年の調査では20代前半が19.4%、20代後半が15.9%と、前年より職場の人間関係を理由とした転職が増えています。

こうした結果から、近年の20代の転職動向はキャリアアップや給与面よりも、職場での人間関係を第一に転職を考えている人が多くなっていることがわかります。

人間関係の悪さがストレスなど体調不良につながることもありますので、転職で職場を変えて心機一転やり直してみることも大切です。

しかし、現在の仕事のやりがいや給与面で問題がなければ、人間関係を理由にいきなり転職に踏み切るのは注意が必要です。

まずは今の職場で「人間関係がうまくいっていない原因は何なのか」、「自分が何かアクションを起こすことで職場の人間関係は改善されるのか」を考え、どうしても解決できない問題であれば転職活動を視野に入れていきましょう。

2位 労働時間・休日などの労働条件が悪かった

人間関係に次いで、「労働時間が長い・休日が少ない」といった職場環境の理由が2位にランクインしています。

人間関係と同様、近年はやはり給与面よりもワークライフバランスといった心身ともに穏やかに働けることを念頭におく20代が増えているようです。

過度な残業はそれだけ体にも大きな負担になりますので、転職を考える感情としては自然なものです。

また、将来的なライフイベントも含め、30代になっても同じような働き方ができるかわからなければ転職を考えるべきかもしれません。

ただ、労働時間などを理由とした転職を考えている場合、まずは上長に労働条件について相談することをおすすめします

3位 会社の将来が不安(20代前半)・給料が安い(20代後半)

20代前半は会社の将来に関する不安が3位にランクインしました。

会社の将来性に関して、「会社の業績が悪化し続けている」、「業績を改善するための社員の提案を、上司が却下し続けている」といった背景があるのかもしれませんね。

こうした理由で転職をおこなう場合、転職先でも同じ理由で悩まないよう企業の業界内での立ち位置などを事前に分析しておく必要があるでしょう。

対して20代後半の転職理由3位は給与面となり、転職による給与アップを検討する人が増えてきます。

結婚など何かと入り用になってくることからも、20代のうちに転職して給料アップを狙うのは真っ当な転職理由といえるでしょう。

4位 給料が安い(20代前半)・結婚(20代後半)

20代前半の転職理由の上位がワークライフバランスに関わるものが多かった一方、4位では給与面での転職理由がランクインしています。

ただ、20代前半の転職は第二新卒という扱いになりますので、転職しても給与が変わらないどころか下がる可能性もあることを覚悟しなければいけません。

現状の給与に不満があれば、まずは同じ業界の会社や別業界の職種と比較して、本当に自分の給与が安いのか考えていきましょう。

同業種や同職種で転職しても給与の平均が変わらないのであれば、異業種・異職種への転職も視野に入れて考えることが大切です。

対して20代後半の転職理由第4位は「結婚」でした。

20代後半になると、結婚を機に転職する人が増えていきます。

結婚してすぐに大きく生活が変わるわけではありませんが、出産などのライフプランを考えると早めに転職をして、育休を取るまでの時間が短くなりすぎないようにしておくことも重要です。

5位 能力・個性・資格を生かせなかった(20代前半)・会社の将来が不安(20代後半)

転職を考えるときの理由のTOP5にランクインしていなかった2つの理由が実際に転職した理由の5位にランクインしています。

20代前半は「能力・個性・資格を生かせなかった」、20代後半は「会社の将来が不安」という理由です。

まず20代前半の理由から見ていくと、自分が生かせると思っていた個性や能力・資格が生かせず、これ以上現在の会社にいても仕方がないという判断を下したためと思われます。

仕事をしていくうちに、自分の勤めている会社よりも働きがいを感じられる会社を求めて転職していくこともあるでしょう。

20代後半の「会社の将来が不安」ということに関しては、業績の悪化などに伴い、「この先、ずっとこの会社に勤めているべきなのか?」といった悩みを持つ場合が考えられます。

また、20代女性は30代を迎えると結婚や出産といったライフイベントを採用担当者が気にし始めると考えて、将来性のある会社に「今のうちに転職しておこう」と考える場合もあるかもしれません。

先んじて手を打っておかなければ、育児が落ち着いてきたけれどまだまだお金がかかる頃に、転職を機に給料が下がるといった危険性もあります。

そのあたりも見据えて計画を立てている人が、このタイミングで動いていることもあるでしょう。

また、独身の場合でもこの先20年30年と働いていくためにも将来性のある会社に転職しておこうと考える人も多いため、このようなランキングになっていると考えられます。

「結婚」をきっかけに転職する女性は30代前半でピークになる

30代女性の転職理由で顕著になるのが結婚です。

上記のデータを見ると、結婚をきっかけに転職する女性が多いのは30代前半で、20代前半では0.7%、20代後半では7.1%、そして30代前半で10.5%と右肩上がりに推移しています。

30代前半で結婚を理由に転職した人が、転職理由のうち10%も占めているということは、10人に1人が結婚を理由に転職しているという計算です。

結婚と転職はどちらが先か

結婚に伴う転職をする場合、結婚の前と後どちらが良いタイミングでしょうか。

一般的に結婚を前提とした転職は、結婚前にするのが良いと言われています。

結婚後の転職は企業側からすると「いつ産休で休まれるかわからない」といった不安があり、採用が見送られてしまう可能性も否定できません。

一方で結婚前の転職なら、妊娠・出産までに仕事に慣れる時間や職場関係を構築できる期間に余裕があるため、企業側にとっては産休後でも仕事の割り振りがしやすくなり採用にも大きな影響を与えません。

ただし、選考の時点で結婚について切り出してしまうと「結婚を機に辞められるのでは?」と受け取られる場合もあります。

不安であれば、あらかじめ結婚や出産、育児といったライフイベントを尊重してくれる企業への応募がベターです。

また、将来的に新居を構える場所や、可能であれば夫の異動や転勤の可能性も考慮しておくとよりベストな選択ができるでしょう。

たとえば全国各地に拠点を持ち転勤も可能な大手企業を受けたり、テレワーク可能な企業へ勤めていれば、夫の転勤や新居への引っ越しに伴い職場が変わるリスクを少なくすることができます。

あるいは同じ職種で着々とスキルアップをし続け、「この職種ならどんな職場へ行ってもやっていける!」という能力を身に着けておくことも良い方法です。

いずれにせよ、結婚や出産を見据えているならば、パートナーとよく話し合い、仕事や職場になじんだ状態で育休に入れる態勢を整えておくのが良いでしょう。

「実際に転職した」人はストレスなく働ける環境を望んでいる

今回女性の転職理由を調べていくなかでわかったのは、給与やキャリアアップより、働きやすさを優先できる環境を望んで転職している女性が多いということです。

また、現段階では生活への影響は無くても、ライフイベント後の生活への影響を見越して、早めに転職している女性が一定数いることもうかがえます。

近年の働き方改革といった動きもあり、女性の仕事における考え方は大きく変化していることがわかります。

人間関係や職場環境、仕事のやりがいといった問題は転職によって解決する場合もありますが、必ずしも環境が良くなるとは限りません。

そのため、まずは自身のなかで「転職」という言葉が思い浮かんだ理由をしっかり考え、自己分析を深めて今優先するべきことは何かを整理して行動することが失敗しない転職への第一歩になります。

転職すべきか迷った時の解決策

転職すべきか迷ったとき、そもそも何が問題なのか明確な原因がわかっていない人がほとんどです。

転職によって解決することも多いですが、焦って転職したことで労働条件が悪くなってしまうパターンもありますので、いきなり転職に踏み切るのは注意が必要です。

そこで転職に迷ったとき、何を基準に決断すべきか考えるための解決策をご紹介します。

今の環境で解決できる悩みかどうか判断する

まずは転職を考える前に、今の職場で悩んでいる問題を自分が動くことで解決できるかどうかを考えてみましょう。

例えば人間関係で悩んでいる場合、まずは同僚や先輩に相談してみたり、人事部に相談して解決できるか試してみてください。

自身の行動によって打ち消すことができる悩みも少なくありません。

また、休職することで自分の考え方や職場の人々の意識が変わることもあります。

「行動を起こしてみたけど、個人の力では解決できない」と感じたら転職へ動き出しましょう。

ライフイベント・キャリアアップから考える

転職の悩みにおける問題は、将来自分や会社がどうなるのか見えてこない漠然とした不安が原因になっていることもあります。

そこで「結婚や出産といったライフイベント」、「今後仕事でどういう活躍や成長をしたいか」の2点から将来についてしっかりイメージを整えてみましょう。

そして、将来のイメージを今の職場で働き続けることで達成できるのかを考えてみてください。

これから数年を見据えたとき、今と何も状況が変わらないと思ったら転職を検討してみましょう。

転職に悩んだらエージェントへ相談するのもおすすめ

将来のライフイベントも含め、転職するべきかどうかを自分ひとりで決断するのはかなりの勇気や負担が必要になるでしょう。

このように転職に悩んだら、迷わず転職エージェントを利用してみることをおすすめします。

  • 今の自分の状況で本当に転職しても大丈夫?
  • 将来のプランが見えてこない
  • 転職したいけど、そもそも何をしたらいいのかわからない

こうした漠然とした悩みにも親身になって相談に乗ってくれます。

転職を思い立ったら、一人で悩まずにまずは転職エージェントに相談してみてください。

 

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転職先を探すときは、定性面ではなく定量面で探そう

「人間関係が良い職場」「働きがいがある職場」と一口に言っても、両者とも数字で表すことのできない定性的な条件のため、転職で必ず改善できるとは言い切れません。

その一方、「年収」や「年間休日数」「残業時間」といった数字で表すことのできる定量的な条件であれば、入社前に把握できることから、転職で改善される確率が高いです。

実際の転職理由の上位を占めていた理由に、定量的なものが多かったことからも、この点満足度の高い企業に転職すれば、長く働き続けることができると言えそうですね。

生活に根ざした条件が転職を考える理由となっている時は、転職エージェントを活用してみてください。その点が改善される求人をピンポイントで紹介してもらい、効率よく転職活動を進めることができるはずです。

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