未経験からの転職に!データでわかるおすすめと攻略法6選

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キャリアチェンジしたいけど初めての転職活動で不安だ……

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未経験でも大丈夫な企業ってどんなところがあるんだろう……

未経験分野への転職を検討している方には、新しいことに挑戦したい気持ちはあるものの、「どんな業種職種への転職がおすすめなのか知りたい」という方もいらっしゃるかと思います。

そんな方のために、本記事では未経験でも転職しやすい業種・職種をデータを基にご紹介します。

新しい職場での活躍を目指して、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • 未経験からの転職は「異業種」「異職種」の2タイプ
  • 未経験でも採用されやすいおすすめの業種と職種
  • 「未経験業種」「未経験職種」それぞれを目指す場合の効果的な転職活動法
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監修者五十嵐美貴様 五十嵐美貴

【この記事を監修した人】

未経験でも転職しやすいおすすめ業種2選

未経験転職おすすめ業種

この章では、リクルートワークス研究所の中途採用実態調査(2019年度実績、正規社員)を基に、未経験者が多く転職している業種のTOP2をご紹介します。

リクルートワークス研究所の調査によると、中途採用実績は4年ぶりに減少し、中小企業では人手不足を、経験者ではなく未経験者の育成で補おうとしていることが見受けられます。

では、とくに未経験者の採用が多いのはどのような業種でしょうか?

順にご紹介していきます。

「建設業」とはこんな企業

建設業とは道路などの土木工事や建造物の建設工事などがあり、その工事一式を請け負う「総合建設業者」や大工工事や電気工事、塗装工事など専門工事を請け負う「専門工事業者」があります。

  • 大和ハウス工業
  • 鹿島建設
  • 日立ビルシステム

などなど

建設業が未経験歓迎の理由とは?

建設業はオリンピック需要に加え首都圏を中心とした再開発、災害に備えた国土強靭化関連の公共事業、リニア新幹線需要などもあり、人手不足が今後も続いていくと予想されています。

また人数の多かった団塊世代が退職し圧倒的に数が減ってしまっているため、これを補完するべく人材確保が早急の課題だからです。

2019年4月1日に施行された改正労働基準法によって働き方改革も進んでいるため、転職に狙い目の業種です。

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「小売業」とはこんな企業

小売業とは、仕入れた品物を一般消費者へ販売する業種のことです。

そのため、スーパー系、コンビニ系、ドラッグストア系、百貨店系などあらゆるジャンルの業界が関わっています。

  • イオン株式会社
  • セブン&アイ・ホールディングス
  • 株式会社ファーストリテイリング
  • 株式会社ヤマダ電機
  • などなど

小売業が未経験歓迎の理由とは?

近年では飲食料品小売業や医薬品・化粧品小売業が好調で、そのため人手不足に悩んでいる企業では未経験者でも採用・教育し、さらなる需要アップや人手不足を打破しようとしています。


求人票にある「未経験歓迎」の文字を、「過酷な労働がある」「離職率が高い」と深読みし過ぎてしまう人もいるかもしれません。

しかし、企業側が「未経験でも積極的に採用したい」と思っている背景には、このような時代の流れがひとつの要因として大きく関わっています。

では、続いておすすめの職種について紹介します。

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データからわかる需要の高い職種3選

ここからは、大手転職サービスのdodaが発表している転職求人倍率の高いおすすめ職種3選を紹介します。

職種名 転職求人倍率
技術系(IT/通信) 8.64
専門職 6.44
技術系(建築/土木) 5.31
技術系(電気/機械) 3.57
技術系(メディカル) 1.71
営業系 1.57
企画・管理系 1.51
クリエイティブ系 1.23
技術系(化学/食品) 1.20
販売/サービス系 0.74
事務・アシスタント系 0.20

出典:転職求人倍率レポート(2020年5月)│doda

技術系(IT/通信)の求人倍率が8.64倍(1人の求職者に対して8.64件の求人)、専門職の求人倍率が6.44倍と飛びぬけて高いことがわかりますよね。

しかし、この専門職には薬剤師、通訳、弁護士、栄養士など非常に幅広い職業が該当します。

専門職と一口に言っても求人倍率は個別の職種によって大きく異なりますし、専門というだけあり国家資格の取得が必要とされることもありますので、未経験の方にはおすすめしづらいところがあります。

そこで、この章では「技術系(IT/通信)」と専門職の次に倍率の高い職種である「技術系(建築/土木)」、そして文系の方に向けて営業職について解説していきます。

転職先は職種の求人倍率だけで選べばいいわけではありませんが、転職市場の現状や社会に求められている職種を知ることで、「未経験からどの職種を目指すべきか?」という参考になるでしょう。

POINT

需要の高い職種としてご紹介しているこの求人倍率は、未経験者の方のみを対象としたものではなく、経験者も含まれていることに注意しましょう。

そして、求人倍率の高さが職種への需要の高さを示していることは事実ですが、「転職しやすいからこの職種でいいか……」と安易に決めてしまわないようにしましょう。

転職をした後に仕事が合わず、すぐに退職してしまうといったようなミスマッチを招くおそれがあるからです。


また、新型コロナウイルスの影響から、この先求人倍率がどう動いていくのか、専門家でさえも正確な予測が難しい状況です。

転職市場に詳しいエージェントに話を聞くなどし、常に新鮮な情報をキャッチアップできるよう心掛けておきましょう。

未経験専門のエージェントに相談してみる

「技術系(IT/通信)」はこんな職業

  • プログラマー
  • インフラエンジニア
  • 開発エンジニア
  • ネットワークエンジニア
  • 社内SE
  • データサイエンティスト

などなど

未経験から技術系(IT/通信)を目指すために

経済産業省によれば、IT人材の不足人数は2030年には最大で79万人となるという予測があり、社会的に大きな需要が見込まれる職業です。

職種は細かく分かれるので必要なスキルはさまざまですが、技術の発展が目覚ましく、プロジェクトの進行に当たってはチーム単位で動くことが多い世界です。

そのため、新しい情報を積極的に取り入れる姿勢や、他者との円滑な連携を図るコミュニケーション能力がとくに必要となるでしょう。

また、技術系(IT/通信)の職種は大手企業ほど即戦力として働ける経験者や、高校や大学などでスキルを身に着けている人材を求める傾向にあります。

一方で中小企業は人手不足が顕著であることから、未経験歓迎とする求人を出している傾向があり、人物重視で一からプロのIT人材を育てようとする会社もあります。

下記の記事で、未経験からITエンジニアを目指す方法についてより詳しく解説しています。

「技術系(建築/土木)」はこんな職業

  • 施工管理
  • 設備保全・保守
  • 構造設計
  • 意匠設計

などなど

未経験から技術系(建築/土木)を目指すために

先ほどご紹介したように、東京オリンピックの特需や主要な都市の再開発の影響もあり需要の高い職種です。

技術系(IT/通信)と同じく職種は分かれていきますが、人の命を預かる建築物に携わる仕事ですので、危機管理の意識の高さは必須と言ってもよいでしょう。

また、施工管理や設備保全の仕事では、現場で体を動かすことも多いため、体力に自信が無ければ厳しいかもしれません。

そして技術系(IT/通信)と同じく、大手企業は経験者を求め、中小企業は人手不足から未経験歓迎とする求人を出す傾向があります

【文系の方へ】「営業職」はこんな職業

  • コンサルティング形式の営業
  • 代理店営業
  • ルート営業
  • 新規営業
  • 反響営業

などなど

未経験から営業職を目指すために

転職求人倍率は1.57倍と決して高くはありませんが、倍率の上位はいずれも理系の方に向いた技術系が占めています。

そうしたなか、文系の方が多いと思われる職種でもっとも高い転職求人倍率を記録しているのがこの営業職です。

営業職に必要なスキルには交渉力、傾聴力、目標達成意識などがあげられます。

これらの能力を具体的に示すことができれば、有効なアピールポイントとなるでしょう。

また、とくに営業でなければ身に着けられない能力ではありませんし、多くの場合資格も必要ないため、未経験であっても比較的転職しやすい職業であると言えます。

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未経験からの転職を成功させる攻略法6選

今度は未経験から異業種・異職種の転職を成功させる攻略法をそれぞれ3つずつ、計6つご紹介します。

まずは異業種から転職攻略法を解説していきます。

異業種への転職は業界研究から始める

異業種の転職を成功させる方法3つ

  1. 自己分析と業界研究・企業研究を綿密におこなう
  2. 今の仕事との共通点を探す
  3. 自分のポータブルスキルを棚卸しする

1.自己分析と業界研究・企業研究を綿密におこなう

「なぜ今の業種ではいけないのか?業種を変更することで、自分が仕事に求めている希望がかなうのか?」といった、自己分析を重ねることは転職の基本です。

また、業界研究や企業研究に関しては今までの仕事と今後の仕事の働き方がどう変わるかをよく理解していなければ、転職に失敗してしまう可能性がありますし、面接の際にアピールができません。

そのため、まずは自己分析から始め業界研究・企業研究を綿密におこなってください。

そして、その業界の働き方に役立ちそうな自分のスキルを当てはめてアピールしていくのがおすすめです。

2.今の仕事との共通点を探す

同じように未経験者と言っても、完全な未経験で仕事に活かせるスキルを全く持っていないのか、仕事自体は未経験でも多少のスキルは持っているのかという違いがあります。

今の仕事と転職先の仕事の共通点を探せば、面接の際、現職で培ったスキルがこの職場でも活かせるというアピールができます。

また、業界・企業についてしっかり勉強しているという事実も採用担当者に伝えられるでしょう。

企業の採用担当者としても、少しでも早く仕事になじめる人を採用したいはずですので、今の仕事との共通点を探すことは完全な未経験の方へ差をつけられる良いアピールになるでしょう。

3.自分のポータブルスキルを棚卸しする

自分のポータブルスキル(どこでも使える汎用的なスキル)が何かを、洗い出してください。

ポータブルスキルとは、専門技能や知識と違い、業種や職種が変わっても通用する能力のことです。

【仕事の仕方に関するポータブルスキル】

成果をあげるために重要な行動 職務遂行上、特に重要であるもの
課題を明らかにする 現状の把握
課題設定に先立つ情報収集の仕方や内容、情報分析など
課題の設定方法
設定する課題の内容(会社全体、事業・商品、組織、仕事の進め方の課題)
計画を立てる 計画の立て方
計画の期間、関係者・調整事項の多さ、前例の有無など
実行する 実際の課題進行
本人の役割、スケジュール管理、関係者、柔軟な対応の必要性、障害の多さ、成果へのプレッシャーなど
状況への対応
柔軟な対応の必要性、予測のしやすさなど

【人との関わり方に関するポータブルスキル】

対人マネジメントで重要なこと 職務遂行上、特に重要であるもの
社内対応
(上司・経営層)
指示に従う必要性、提案を求められる程度、社内での役割期待など
社外対応
(顧客、パートナー)
顧客、取引先、対象者の数、関係の継続期間、関係構築の難易度など
部下マネジメント
(評価や指導)
部下の人数、評価の難しさ、指導・育成が必要なポイントなど

引用:“ポータブルスキル” 活用研修 P6│厚生労働省

厚生労働省では「ポータブルスキル活用研修 参加者用テキスト」を配布しています。

まずは自己分析から始め業界・企業研究を行い、今の仕事との共通点を見出します。

それらの共通点におけるポータブルスキルは何かを洗い出し、実績も交えると魅力的なアピールを作ることができます。

経験がない未経験の分野で、自己アピールに説得力を持たせるためには、今の仕事と志望業種の共通点において、
こんな能力(=ポータブルスキル)を持っていますその証拠にこんな実績があります」のセットでアピールすることがおすすめです。

異職種への転職は転職先で役立つ資格取得を目指そう

次に、未経験から異職種への転職を目指す場合の攻略法です。

技術系(IT/通信)や技術系(建設/土木)以外への転職にも使える方法ですので参考にしてみてください。

異職種の転職を成功させる方法3つ

  1. 20代で転職できるようにスケジュールを組んでおく
  2. 役に立つ資格を探し、取得を目指す
  3. 異職種でも共通で使える能力・経験をアピールする

1.20代で転職できるようにスケジュールを組んでおく

30代になってから異職種へ転職する難易度は高いため、20代で転職できるようにスケジュールを組んでおきましょう

もしすでに30代になっている場合は、以下の2と3の攻略法を組み合わせ、自分の経歴を強化していく方法がおすすめです。

2.役に立つ資格を探し、取得を目指す

職種が変わってしまうと、これまでの仕事の経験がまったく生かされない場合もあります。

そのような事態を回避するためにも、志望している未経験職種で役に立つ資格を調べて取得するようにしましょう。

取得にまで至っておらず、取得のために勉強している段階でも問題ありません

資格を取得するための努力を続けていることをアピールすれば、仕事に対しての高い意欲を企業に伝えることができます。

3.異職種でも共通で使える能力・経験をアピールする

今の仕事のなかで異職種でも使える能力や経験はないでしょうか?
現職はアシスタントだけど、経営企画の事務をやっていたからわかりやすい資料の作り方がわかる
営業職だが、顧客の満足度を常に追い求めてきたので社内制度の改善に生かせる

など具体的なエピソードを伝えられると、採用担当者に自身の経験と伸びしろが伝わりやすくなるのでおすすめです。

異業種・異職種それぞれのポイントを押さえて、ぜひ転職活動に取り入れてみてください。

未経験からの転職を成功させるために転職エージェントがおすすめの3つの理由

未経験からの転職は、経験者として転職するのとはまた違う難しさがあります。

未経験からの転職の難しさ

  • 業界・職種の綿密な下調べから始めることになる
  • 未経験OKの求人を探しにくい
  • 知識が無い状態では働き方を具体的にイメージしづらいため、効果的なアピールがしにくい

このように未経験から異業種・異職種へ転職する際は3つの難点が大きな壁となります。

転職エージェントを活用すると、以上3つの難点に対して、以下のようなサポートを受けることができます。

  1. 業界・職種・企業のことを教えてくれる
  2. 未経験OKの求人を見つけてきてくれる
  3. 具体的な働き方を教えてくれ、効果的なアピールを一緒に考えてくれる

順に詳しく見ていきましょう。

業界・職種・企業のことを教えてくれる

転職エージェントは企業の採用担当者とパイプを持っています。

そのため、自分1人の力ではキャッチできない、社内の雰囲気などの有益な情報を手に入れることができるでしょう。

また、転職エージェントのなかには、特定の業界や職種に強い、特化型エージェントもありますので、志望する業界が決まっているという方はそちらに登録しても良いでしょう。

ただし、未経験で業界知識が乏しいままひとつの特定の業界だけに絞るという行為はリスクもあるため、その業界以外の求人を紹介してくれる総合型のエージェントにも登録しておくことをおすすめします。

未経験OKの求人を見つけてきてくれる

一般の転職サイトなどには公開されていない、非公開求人を転職エージェントは保持しています。

企業が求人を非公開とする理由は、採用情報の漏洩を防ぐため、応募数を絞るため、などといった理由があります。

誰でも見られる公開求人では「なかなか未経験OKの求人を見つけることができない……」ということもあるかもしれません。

しかし、転職エージェントに登録して、非公開求人を探してもらうことで、自分にマッチした未経験OKの求人を見つけられる可能性はぐんと高まります。

たとえば、リクルートエージェントは実に20万件もの膨大な求人数を持っていますよ。

具体的な働き方を教えてくれ、効果的なアピールを一緒に考えてくれる

前出のように、転職エージェントは企業とのパイプを持っているため、その企業の将来性や社内の雰囲気という部分に詳しいです。

同じ職種でも、企業によりどの部分までを業務として受け持つことになるのかは微妙に異なるものですが、そういった細かい部分の情報を得ることができるのは安心です。

また、今までの自分のキャリアと志望している業種や職種との共通点どんなアピールができるかどんなアピールが効果的か?についてもアドバイスをもらえますので、より転職成功に近づくことができます。

この記事のまとめ

未経験から異業種・異職種へ転職する際は不安も多く、「失敗しちゃうのかな……」と心配になる人もいるでしょう。


しかし、ご紹介した攻略法6選をそれぞれ活用すれば、スムーズに転職活動を進めていけるでしょう。

もし自分1人での転職活動を進める自信が無ければ、転職エージェントの力を借りてみるのもおすすめです。


うまく活用しながら自分の理想の未経験転職をかなえてみてください。

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