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【この記事を監修した人】
- 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント/国家資格2級キャリア・コンサルティング技能士/CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
- 高校・大学での就職研修講師、職業訓練校・就職支援センターでのキャリアカウンセリング、「マイナビ就職EXPO」「doda転職フェア」へキャリアカウンセラーとしての参加など、神奈川県を拠点に幅広く就職支援を行う。
- また、採用・昇進評価に関わる人事側からの的確な目線に定評があり、行政機関・民間企業から人材アセスメント(第三者判定)としての委託を複数受け持つ。
目次
初めて転職をする人が面接に対して抱えている不安

初めて転職をしようと考えている人にとって、面接は大きな不安要素であるでしょう。
どんなことを聞かれるのか、どうすれば好印象を与えられるのかなど、さまざまな観点からご紹介しますので、不安を解消していきましょうね。
何を質問されるかわからない
予想される質問を把握し、事前に何と答えるかイメージしておけば、当日も落ち着いて面接に臨めるでしょう。
面接中ほぼ必ずと言ってよいほど聞かれる、代表的な質問を下記にご紹介していきます。
- 志望動機を教えてください
- あなたの強みや弱みを教えてください
- 転職理由を教えてください
- 転職先に求めることは何ですか?
- 最後に何か質問はありませんか?
志望動機や強み・弱みについては新卒の就職活動時にも聞かれますが、転職の面接で初めて聞かれるのが転職理由と転職先に求めることです。
転職理由は志望動機と少し似ていますが、前者は今まで勤めていた会社を辞めるきっかけ、後者はそこから先のなぜこの会社でなければならないのか、という部分を聞いているという違いがあります。
転職理由はネガティブな「逃げ」の転職ではなく、ポジティブな理由で転職活動をしているかどうかを確認し、自社の人物像に合っているか判断するための質問です。
そして転職先に求めることについては、単に条件面だけで会社を選んでいないか、本当に自社で熱意を持って働きたいと思っているのかを測るための質問です。
自己PRの仕方がわからない
初めての転職活動で、自己PRの仕方がわからないという人も多いでしょう。
自己PRはまず自分の経歴を振り返って、志望先の仕事に必要な長所やスキルをリストアップすることから始めましょう。
その後、そうした強みを伸ばすために、どんな努力をしてきたのか、これからどうしていきたいのかを語るようにするとスムーズに自己PRが作れます。
後ほど詳しく解説していきますね。
面接担当者に悪い印象を与えるのが怖い
社会人としてのマナーを押さえておけば、たとえ緊張していても悪い印象を与えることはありませんので安心しましょう。
限られた時間内で求職者の人柄や能力を見分け、優秀な人材の入社意欲を高めることが面接官のミッションです。
そのため、求職者が緊張をほぐして本来の実力を発揮できるよう、当たり障りのない質問をしたり、アイスブレイクをしてくれることも少なくありません。
また、面接時の礼儀やマナーについては、次の章でご紹介する事前準備をすることでクリアできますよ。
初めての転職面接で失敗しないための事前準備の流れ

仕事のプレゼンなどで「準備が8割」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
物事を実行する際に事前準備が占める割合は大きく、それは面接においても変わりません。
綿密な準備を重ねることで面接通過率を大幅に高めることができますし、「これだけやったんだからきっと成功するだろう……!」と、安心感や落ち着きを得るきっかけにもなります。
そこで、初めての転職面接で焦らないためにやっておきたい事前準備と、面接当日までの流れを解説していきます。
面接の受け答えやマナーを事前に練習する
面接日が決まった段階で、当日までに面接の受け答えやマナーを理解して慣れておくことが大切です。
入退室の動きについて
入退室の動きを事前にしっかり練習しておきましょう。
とくに入室時は、第一印象を左右する重要な機会となりますので失礼の無いようマナーを守りましょう。
入室時のマナー
- ドアの前に立ったら、口角を上げてにこやかな笑顔になっておく。
- ドアを3回ノックして、「どうぞ」という返事のあとに「失礼致します」と明るく元気な声で挨拶をし、ドアを開け片手でノブを押さえながら一礼(角度は30度)して入室する。このとき、面接官とのアイコンタクトを忘れないようにしましょう。
- 入室時のドアに向き直って静かに閉め、ドア前で「〇〇(名前)と申します。本日はよろしくお願い致します」と挨拶後、一礼(45度の最敬礼)。ドアを閉める際は、面接官に背を向けないように斜めの立ち位置で、丁寧にドアを閉める。
- 速やかに座席まで移動し、椅子の横に立つ。「〇〇(フルネーム)と申します。本日はお時間を割いてくださいまして、誠にありがとうございます。どうぞよろしくお願い致します」などと挨拶後、一礼(最敬礼)する。
- 面接官による「お座りください」の合図のあと、「失礼致します」と言ってバッグを席の横に置いて着席する。このとき、背筋を伸ばして、椅子には浅めに座る。
- 面接官より先に入室して待っている場合は、入り口に最も近い下座の席に座り、面接官が入室したら立ち上がって挨拶(最敬礼)する。
退室時のマナー
- 面接が終わったら、座ったまま「本日は貴重なお時間を割いて頂きまして、誠にありがとうございました」と一礼する。
- 立ち上がり、椅子を机の下に収め、「失礼致します」と一礼(最敬礼)。
- 扉の前で面接官のほうを向き直し、「失礼致します」と改めて一礼(最敬礼)。面接官に背中を向けないように斜めの立ち位置でドアを開けて退室する。
- 部屋の外に出て、面接官のほうを向いてドアを閉める際に黙礼をする。
- エレベーターまたは会社の出入り口まで見送りがある場合は、その場で再度お礼を述べる。
面接時の立ち方を覚える
面接時の立ち方に関して、男女によって違いはあるものの共通して意識すべき点が下記になります。
- 肩を開き、胃(腹部)を引き締めること
- 重心を中央で安定させ、肩の線を水平にしあごを引くこと(引きすぎて上目遣いにならないよう注意)
- 背中を丸めることなく背筋を伸ばして立つこと
さらに男性であれば、かかとを閉じてつま先を45度~60度ほど(握りこぶし2個分程度)開き、ズボンの脇線に沿わせて手を真っすぐ伸ばします。
職種によっては女性と同様、体の前で右手を下、左手を上にして手を重ねる場合もあります。
そして女性は、つま先を開かないままかかとを閉じ、体の前で右手を下にして手を重ねるようにしましょう。
お辞儀の仕方と角度
お辞儀には、15度、30度、45度と角度で言えば3つのお辞儀があり、面接では30度と45度のお辞儀を用います。
30度のお辞儀の目線は2m先を見るように、45度のお辞儀は1.5m先を見るようにそれぞれします。
お辞儀は下記のようにおこないます。
- 背中を丸めず、首を前屈させないように背筋を真っすぐ伸ばしたまま、足の付け根部分から身体を折って、上体を倒す
- 相手の目を見てからお辞儀をし、上体を起こしたら再度相手の目を見て、アイコンタクトをする
- 上体を倒したら、いったん停止し、倒す速度よりもゆっくり起こす
- お辞儀をするときは笑顔を保ち、上体を起こした際も笑顔でいるようにする
そして、お辞儀には言葉を発しながらお辞儀をする同時礼と言葉を先に発してからお辞儀をする分離礼があります。
面接の場では分離礼が基本となりますが、もし面接に遅刻してしまったときなどは同時礼をすると、焦っている気持ちや申し訳なさが面接官に伝わりやすくなるでしょう。
このように、TPOに応じて礼を使い分けることも大切です。
模擬面接は客観的な評価をもらえる第三者へ依頼する
入退室までの一連のマナーを覚えたら、面接の受け答えを練習しましょう。
面接の練習は一人でも可能ですが、自分の癖や話し方など客観的な部分が見えてきません。
そのため、面接の動きや話し方を練習したいときは面接官役を家族や友人にお願いしましょう。
ただ、親しい関係を築いている相手が面接官役となると、面接を応援するあまり妙に厳しくなったり、あるいは関係の悪化を恐れてフィードバックが甘くなったりすることも考えられます。
それでも一人で練習するよりは効果的ですが、さらに本格的な面接練習をしたいという方は、仕事の経験が豊かな第三者か転職のプロであるエージェントにお願いし、より実践的な面接対策を積むようにしましょう。
Web面接のマナーにも理解が必要
ここまで対面での面接のマナーについてご説明してきましたが、新型コロナウイルスの流行に伴い現在の面接はWebでおこなうことが一般的となっています。
身だしなみに関しては通常の面接時と変わりませんが、自宅でおこなう場合、背景の映り込みや生活音、回線状況には十分な注意が必要です。
また、志望先の企業内で面接を実施する際は、感染リスクを考慮して面接官との距離が通常時より離れている場合もあるでしょう。
3密防止のため、新卒の集団面接時のように机が無く椅子だけがある場合は、背筋をまっすぐ伸ばし、椅子には2/3程度で浅く腰掛けましょう。
男性は足を肩幅程度に開き、手を軽くこぶしに握り、左右の膝の上に置きます。
女性であれば、膝を閉じて座り、右手が下、左手が上になるように膝の上に手を重ねておきます。
そして、面接時のルールとしてマスクの着用を義務付けられていることがほとんどであると思いますが、目から下が見えなくとも口角を上げて笑顔で話すことを意識しましょう。
笑顔であるかそうでないかで、声の調子が変わってくるうえに、マスクを着用しているとどうしても声がくぐもってしまいますので、普段よりも大きな声で話すようにします。
また、当然ながらマスクをしていると面接官からは顔が隠れてしまい、目しか見えなくなりますよね。
緊張していると、眉間にしわが寄ったり、口元がへの字になったりしがちですが、そのとき目元しか見えないと怖い顔に映りがちです。
とくにアジア人は真顔だと口角が下がっている人が多いので、口角を上げて笑顔になることが大事です。
さらに、マスクをして前髪を下ろしていると面接官からは目元しか見えなくなってしまいますので、暗い印象を受けてしまうことがあります。
そのため、男性も女性もできるだけ額を出すことを意識しましょう。
面接を受ける前に、マスクを着用した状態の顔を鏡でチェックしてみてくださいね。
より詳しいWeb面接のマナーについては、こちらを参考にしてください。
【Web面接に向けて参考にしたい記事】
【Web面接の流れをゼロから解説】事前準備~当日気を付けたいポイントまですべてが分かる虎の巻│Re就活ウェブ(web)面接を使う時のマナーとやり方とは?│RGF Professional Recruitment Japan
服装・持ち物は前日までに準備する
当日になって持ち物や服装で焦らないよう、前日までに準備しておきましょう。
転職の面接における服装はスーツが一般的です。
「私服で面接にお越しください」と言われた場合も、完全な私服ではなくオフィスカジュアルのスタイルを選びましょう。
また、アクセサリーも基本的に腕時計(銀や黒など色を抑えたもの)や結婚指輪以外は付けないのがマナーです。
そして持ち物は万が一に備え、持参できるものはすべて用意しておくことが大切です。
以下のチェックリストを参考に、持ち物を一つずつ確認していきましょう。
持ち物チェックリスト
- 履歴書・職務経歴書のコピー
- 身分証明書
- ポートフォリオ等の提出物
- 筆記用具一式
- 印鑑
- 携帯電話・スマートフォン(面接前に、マナーモードではなく必ず電源を切る)
- 交通系ICカード
- 折りたたみ傘
- ティッシュ
- ハンカチ
- メモ帳
- 鏡
- くし
以上に加え、夏場の汗のにおいが気になる人は制汗スプレーを、靴擦れが不安な人は絆創膏を持ち歩くなど、会場までの当日の道のりを想定して持ち物をプラスすることも考えておきましょう。
当日は髪型のチェック・提出書類の確認を忘れずに
面接当日は、時間に余裕を持って髪型を整えておきましょう。
髪型は第一印象を大きく左右しますので、できる限り清潔感を心がけることが大切です。
男女共通して、前髪を流しておでこを出すだけでも第一印象が大きく変わります。
女性の場合、髪が長い人は後ろで一つにまとめて、おくれ毛や乱れを整えると清潔感を出すことができます。
男性の場合、ワックスを使用する際はつけすぎて髪がベタつかないよう注意しながら整えていきましょう。
また、髪型と一緒に気を付けてほしいのが眉毛と鼻毛です。
眉毛は細くなりすぎない程度に形を整え、鼻毛は正面以外の角度からも確認しながらカットしていきましょう。
髪型を整え終わったら、再度持ち物をチェックしていきましょう。
履歴書や職務経歴書の提出が持参の場合、スケジュールを詰めて複数の企業で同時に面接をおこなっている人だと、用意している書類が多すぎて当日持参する書類を間違えている可能性もあります。
提出書類が本当に面接を受ける企業の書類であるのか念のため確認し、内容に誤りがないかも改めてチェックしておきましょう。
遅刻しないよう面接会場には10分前到着を心がける
面接会場には余裕を持って10分前に到着、5分前になったら受付を済ませることを想定し、当日はそこから逆算して行動しましょう。
場所によっては複雑なフロアのオフィスビルで、目的の階まで迷ってしまったり、エレベーターが混雑していることも考えられます。
そのような場合は、さらに早く15分前到着で様子を見てもいいかもしれません。
「30分前に到着するのは早すぎるので失礼」といった言葉も聞かれますが、面接会場周辺に到着するだけなら30分前に着いても何の問題もありません。
ゆっくり30分前に到着して、周辺のカフェや公園で面接の流れや予想される質問への最終チェックをおこなえば、焦らず面接に臨むことができるはずです。
また、電車の遅延や渋滞などで到着がギリギリになりそうな場合は、先方に遅れる理由と謝罪の言葉を添えて早急に連絡を入れましょう。
ビジネスマナーとして時間の厳守は基本ですので、前日のうちに天気予報を確認したり、現地までの道のりを調べておくなど可能な限りトラブル回避に努めましょう。
面接では回答を暗記しすぎないよう注意!
次の章では転職の面接で聞かれやすい質問とその対策を解説していきます。
しかし、その前に注意事項として、面接の際は質問への回答を暗記しすぎないということを覚えておきましょう。
面接の回答を暗記することのデメリットは以下の通りです。
- 声に感情がこもらず棒読みがちになってしまう
- 暗記に依存するあまり、回答を思い出せないと頭が真っ白になりパニックに陥る
- 想定外の質問を投げかけられた際、回答を用意しすぎているがために臨機応変な受け答えができなくなる
- 面接官からの印象が悪くなる可能性がある
このようなデメリットがあるため、回答は一語一句暗記しようとするのではなく、大体このように話そうとイメージを思い描いておく程度に留めておきましょう。
ベテランの面接官は、表情や態度、声のトーンや目の動きを見て、志望者がどのような人間なのかを観察しています。
回答を丸暗記しているとわかれば、「ネットで見つけた例文や面接の対策本に手を加えて、脚色をした内容を話しているのではないだろうか?」と疑いを持たれる可能性があります。
また、「コミュニケーションに不安を持っていたり、急な対応が苦手だったりするんだろうか?」と能力に懸念を抱かれる可能性も大いにあるでしょう。
本来、自分のことであれば言葉に詰まることはあったとしても、どのような種類の質問にも答えられるはずです。
そうではなく、暗記をした内容を思い出しながら答えていることが見て取れた場合、自分自身のことではないから暗記する必要があるのか、と面接官が考えるのは自然なことです。
もし本人にその気がなかったとしても、面接官は求職者の本来の姿や本音を引き出そうとし、より突っ込んだ質問をしたり、場合によっては圧迫面接のような形になってしまうこともあるでしょう。
そうしたリスクを回避するためにも、回答を暗記することは避けるべきです。
面接を受ける心構えとしては、面接官からの質問を怖がりすぎないことが大切です。
緊張して言葉につかえながら話しても、誠実さや一生懸命さ、企業への熱意は十分に伝わりますし、緊張=失敗と結びつけて恐れる必要はありません。
自己分析と企業研究がしっかりできていれば、定番の質問はもちろんのこと、「あなたを動物に例えると何だと思いますか?」といった、変化球のような質問にもきっと答えられるはずです。
面接に備え、考えをまとめるために回答用の原稿を作成し、推敲を重ねることは必要ですが、それを丸暗記するのではなく自己分析と企業研究を念入りにおこない、イメージトレーニングを重ねて面接に臨みましょう。
初めて転職する人が面接で聞かれやすい質問と対策

面接において特に準備すべき事柄が、質問に対する回答と志望動機、自己PRです。
質問に対する回答は、よく聞かれがちな質問へのシミュレーションをしておくことで面接本番の不安解消につながります。
また、自己PRは企業の求めている人物に対して効果的なアピールを用意しておきましょう。
ここでは面接で聞かれやすい質問とその対策についてご紹介していきます。
「志望動機は何ですか?」
面接においてほぼ必ず聞かれる質問になりますので、対策は必須です。
- 業界・職種を志望したきっかけ
- そのなかで、なぜ志望先の企業を選んだのか
- 入社したら具体的にどのように活躍できるか
- 企業内での目標やキャリアビジョン
このような4つの点を意識し、自分を採用するメリットがあることを面接官にアピールしましょう。
また、注意点として面接で話す志望動機は履歴書の志望動機と一貫性のある内容にする必要があります。
多少表現が変わる程度なら問題はありませんが、双方の内容があまりにも食い違っている場合、
「嘘をついているから、それぞれ話の内容が違っているのではないか?」
「とりあえず内定を得るためにその場しのぎで志望動機を考えているだけなんだろうか……」
と捉えられてしまう可能性があるからです。
「転職理由は何ですか?」
先程もご紹介したように、ネガティブな理由で転職する人を避けるために質問しているケースが多いです。
特に初めての転職の場合、働き始めて何となく仕事が嫌になってきたタイミングでパッと転職をしてしまう人もいるため、面接官は求職者がよく考えて転職をしているのかを確認しようとしています。
自分のキャリアプランと今回の転職先での仕事は一貫性があるのか、単に何となく仕事が嫌で辞めただけではないと伝えることが大事になってくる質問です。
一貫性がない場合、転職理由が妥当ではないと判断される可能性が高いため、注意が必要な質問です。
「あなたの強みは何ですか?」
こういった質問は、(当社で働くうえで)というカッコ書きがあると考えましょう。
基本的に企業側から見た面接は、「あなたを採用するメリット」を知るためにするものです。
つまり、自社(志望している企業)で活かせる強みについて聞かれていますので、その仕事で活かせる強みをピックアップして答えるようにしましょう。
「当社でやりたい仕事は何ですか?」
こちらも志望動機などと同じく、将来像との一貫性が取れているかどうかを見られています。
やりたい仕事を実現するためにどういった努力を今している(過去してきた)のか、やりたい仕事に活かせる経験は何かなど、アピールできるように準備をしておきましょう。
「あなたの今の課題は何ですか?」
頻出する「これまでに失敗した経験は何ですか?」や、「あなたの弱みは何ですか?」といった質問とも共通しますが、
- 現在課題として考えていること
- なぜそれを課題と捉えているのか
- 課題への取り組み
の3つをセットで聞いています。
この質問は、自分で成長していける人か、自走できる人か、という成長意欲や問題解決能力を見るための質問となっています。
失敗から改善を経て大きく成長するためには、自身を省みる姿勢と、課題への取り組み方がとても大切になります。
「仕事をするうえで大事にしている価値観や信念は何ですか?」
仕事に対するスタンスが、自社と合っているかを確認するための質問です。
仕事のスキル自体は高くても社風にマッチするような人柄でなければ、同僚との摩擦を生みかねませんし、活躍することも難しいでしょう。
自分が心がけている価値観や信念のなかで、志望先企業の社風と合致するものを選んでアピールしましょう。
本来は成果主義の性格であるのに、ただ受かりたい一心で「結果よりもチームとしての調和や一体感を重視しています」といった回答をすることは、企業とのミスマッチを招き、早期離職の原因となるので厳禁です。
「最後に何か質問はありますか?」
面接官から求職者へのこのような質問は、一般的に逆質問と呼ばれています。
このとき、「とくにありません」という回答をしたり、給与などの待遇面を根掘り葉掘り聞くことはNGです。
もちろん待遇はその企業への入社を決定するにあたって大切な要素ではあるのですが、そればかりに気を取られすぎてしまうと「肝心の仕事内容に関しては、あまり興味が無いのかな?」と受け取られてしまう可能性も否定できません。
そのため、待遇に関しては尋ね方やタイミングに工夫が必要となります。
また、「御社の主要な商品を教えてください」など、企業HPやパンフレットに載っていることをわざわざ聞くことも勉強不足であるという印象を与えますので、注意が必要です。
逆質問はこのようにマイナスの印象を与える可能性がある一方、入社後の意欲や前向きな姿勢をアピールできる絶好の機会でもあります。
「仮に御社にご縁を頂いた場合、入社までに身に着けておいたり、知識を深めておくべきスキルはあるでしょうか?」
「私と同じ職種で御社に転職しご活躍されている方には、どういった特徴がありますか?」
といった仕事への熱意を感じさせる質問をすることで、面接官から好印象を受けられるでしょう。
面接担当者の心に響く!自己PRの3つのコツ

面接を受ける際、自己PRは非常に重要な項目となります。
事前準備は欠かさずおこなっておきましょう。
キャリアプランが明確
まずはキャリアプランを明確にしておくことが大切です。
将来の自分と現在の自分を見比べたときに、足りない能力や経験を埋めるため志望先企業に入って成長したい、というのがよくある転職理由です。
キャリアプランが定まっていなければ、転職理由も志望動機も自己PRも伝えることができません。
キャリアプランがない人は、志望先企業とつながる目標を見つけてキャリアプランを設定していきましょう。
そして将来のために努力していることを、志望先企業でも役立てられると伝えられれば、立派な自己PRになります。
自分の強みが明確(企業にどう貢献できるかも併せたうえで)
自分の経歴を振り返って得意なことをリストアップし、志望先企業の仕事に必要な能力との共通点を探して自己PRにすると先ほどお伝えしました。
志望先企業の仕事でその強みがどう活かせるのか、どのようなことに貢献できるのかを伝えるようにしましょう。
実体験に基づいている(具体的であること)
自分の強みを話すときに、ただ口で「~に絶対的な自信を持っています」と伝えるだけでは信憑性がありません。
そういう場合には、「私の強みは◯◯です。その理由は~(エピソード)であるからです。この強みを御社で~のように活かしていくつもりです」という形式で伝えると説得力が増します。
具体的な実体験を語ることで、自分の強みや人柄や人生を面接官へ効果的に伝えることができます。
また、エピソードに関しては単に実績を語るだけではなく、挫折経験や挫折を乗り越えるための工夫も併せて伝えると、強みを伸ばすための努力の姿勢も伝わってより効果的です。
このように考えることで、印象的な自己PRができるでしょう。
自己PRと自己紹介の違い
面接の場では、入室と挨拶の完了後、自己紹介を求められることもあります。
自己PRと自己紹介は似ているようでまるで別物となりますので、混同しないように注意をしましょう。
- 自己紹介はこれまでの経歴の紹介
- 自己PRは強みの紹介
おもに、このような違いがあります。
また、自己紹介は年齢や家族構成、趣味などプライベートなことを聞いているわけではありませんので、「職務経歴+自己PR+志望動機」を簡易的に紹介するような内容にしましょう。
ときには、1分以内や3分以内など、時間を指定されることもあります。
こうした場合、1分=300字程度を目安として自己紹介の原稿を作成すると、時間が余ったり、あるいは超過したりといったことも少なくなるでしょう。
自己紹介の一例
- 挨拶・名乗り「〇〇と申します。本日はお時間を頂きありがとうございます」(着席の前などに同じ挨拶をしている場合は、必要ありません)
- 職務経歴の概要
- 自己PR(1分間の場合は経験から得た強みを簡潔に述べる)
- 志望動機
- 締めの挨拶「本日はどうぞよろしくお願い致します」
これらの内容を制限時間内に丁度伝えられるよう、事前に1分用と3分用の原稿を作り、実際に話して練習してみましょう。
また、もし応募先が未経験の職種であった場合は、それまでの職務経歴よりも経験から得た自身の強みなどの自己PRに重点を置くと良いでしょう。
自己PRと志望動機をうまくつなぎ、前職で得たスキルや強みを応募先で活用できることを示すことができれば、説得力のある自己紹介になります。